2012年4月11日水曜日

読書『「自分ごと」だと人は動く』博報堂DYグループ エンゲージメント研究会著


iPhoneアプリで読みました。
出版されたのは一応、3年前だそうですがそれでもまだまだ説得力というか、共感できる箇所が多々ありました。
執筆も博報堂のエンゲージメント研究会というところなので、どちらかというと個々のコミュニケーション施策を検討というよりは、もう一個上の次元、マクロな視点で社会変化を観察したという印象。

備忘録をいくつか。

  • これまでは結果として、マスメディアが生活時間を規制してしまっていましたが、その制限をストック可能な仕組みが解放することになりました。
これはYouTube、ニコ動、とかHuluとかそれこそNetflixとかの話ですね。

  • 【ピンボールモデル】
前提:生活者が情報を扱うようになった。
ピンボールゲーム:ところどころにある柱にぶつかると、光ったり音がでたりしながら得点が増えていくゲーム。
⇒各所を回りながら情報としての価値が高まっていく。情報はピンボール台に乗っかっていて、何かと衝突すればするほど輝きを増していきます。
(マス→ブログ→個人)あらゆる可能性がありますね。

  • 1980年『第三の波』by アルビン・トフラー
    生活者と消費者が融合する「プロシューマー」の存在を予想。
  • 生活者との関係は、toからwithへ
  • 企業と生活者との間で交わされる”情報ラリー”が密になるにつれ、「企業の約束」と「生活者のアタマの中にあるもの」とはいつしか一体になっていきます。
  • 【人はタグの集合】
    断片化したプロフィール欄
    一貫性を欠く ex. 自演乙
    レッテルからタグへ
  • 【キャンペーンよりもコミュニティづくり】
    有効なエンゲージメント・テーマは24時間、365日、機能し続けます。共有を始めるためのタグを探しを含めて、架け橋になるテーマを設定することは何にも増して効率的なコミュニケーション投資である、ともいえるのです。




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