2012年10月13日土曜日

映画『ブラックホーク・ダウン』



1993年、10月ソマリアの首都モガディシュ。
繰り広げられたアメリカ軍を中心とした多国籍軍(UN Military Force)とソマリア民兵との戦い。映画のタイトルであるブラックホークとは戦いの中で迎撃され、墜落した米軍の多用途ヘリコプターUH-60 ブラックホークのこと。
二機が墜落し、その内一機の墜落地点を中心に激戦が繰り広げられた。

作戦の目標はソマリア民兵の将軍モハメッド・ファッラの副官二人を捉えること、作戦は当初30~60分ほどで完遂されるはずだった。

100人規模の少人数精鋭部隊のアメリカ軍に対し、数で勝る民兵がしぶとく抗戦し、事態は泥沼化の様相を呈していく。
まるでラクーンシティのにいるかのような錯覚。ノミのように視界の全方位から湧いてくる民兵たち。


実写版CALL OF DUTYのように繰り返し映し出される戦闘。
監督リドリー・スコットのこだわりもここにみられた。

希望回復作戦で19名の米軍兵士が命を落とした。と同時に、多くのソマリア市民も殺された。

失敗国家ソマリア、飢餓が深刻化し、国際世論からもPKOや米軍の介入が必要との声が挙がっていた。失敗国家を放置しておけば、テロの温床となり長期的には国際社会全体にとっての危殆を招きかねないというきらいもあった。

他国の内戦、他人の争いに首を突っ込むこと。「保護する責任」と「内政不干渉」。
国際政治は机上ではなく、当地で血飛沫と共にオンゴーイングで今日も繰り広げられている。


主演ジョシュ・ハーネット。ぼくの好きな俳優ウィリアム・フィクトナーも出てます。(LOSTのマホーン、アルマゲドンにも出てました)
あとはトレインスポッティングのキャストが何人か出てました。(ユアン・マクレガー含め)ここでみれます。

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