電波少年・ヒッチハイクの旅、「猿岩石のユーラシア大陸編」「ドロンズの南アメリカ大陸編」「パンヤオのアフリカ・ヨーロッパ編」がある中で、とくにこの回は凄まじい。
この旅をみていて、とくに思うのはドロンズの二人、とくに石本さんが日に日にスペイン語を身につけていくプロセス。
とうぜん、生きていくために必死なわけです。
猿岩石はどちらかといえばボディーランゲージだけで乗り切り、パンヤオはチューヤンが香港出身ということもあって、英語が流暢だった。
おそらく、ドロンズにとって幸運だったのは、旅の序盤(たしか、アルゼンチンだった)で小学生に混じって、学校でスペイン語を学んだこと。
それから、チリのテレビ番組にタレントとして1ヶ月弱出演したり、その土地毎に生活の中に溶け込んで、生活をしたことが一番語学上達に役立ったのではないかと。
この前、石本さん自身に質問したら、すぐに返ってきました。
この前、石本さん自身に質問したら、すぐに返ってきました。
僕もこれまでに英語、スペイン語、中国語、韓国語を勉強したことがあって、肌感として一番スペイン語がスッと覚えられた経験があります。
語感として日本語にも近いし、(活用が多いのはよく指摘されることではあるのですが)英語を知っていると、特に文法も問題ない。
それにしても、電波少年はおもしろい。
企画の突飛さばかりに注目がいきがちなのですが、実はドキュメンタリーとしてみると、その面白さがよくわかる。
もちろん、猿岩石やドロンズなどの特定の人間に注目しても面白いし、その土地ごとの住民に注目しても面白い。
どんな土地に行っても、優しい人が必ずいる。
そして、3日なにも口にせず、ようやく食べ物にありつくと、食べ物のありがたみに気付かされる。
3〜5日仕事がみつからなかったときに、大島さんがふと「もうこうなったら、盗人でもなんでもやってやる」と言ったときに、人間だれでも苦境に陥ると、罪人に転落しかけない可能性があるということがわかる。
犯罪率が低く、治安が悪いとされている国は、ほとんど例外なく経済が低迷し、失業率が高い。
大人になったいまだからこそ「電波少年」がたのしい。
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