2013年12月1日日曜日

【翻訳記事】モチベーションを持って起床するための20の方法


目をそらすのはやめましょう。おそらくモチベーションを保ち続けることは最も難しいことの一つでしょう。もし簡単だったとすれば、皆がみな常に前進を続け、掲げた目標を達成しているはずです。

さらに難を挙げるとすれば、世界中に散らばる無数のオンライン記事があたかも、それが単純であるかのような錯覚を生み出すのです。結果として、字面で読む限りは至極簡単そうなことさえもできない自分に苛立ちを覚えたりするのです。自己に対する尊厳や自信というものには繋がりません。とりわけ、人からアドバイスをもらい、方法についても理解しているはずなのに、解決できそうもない困難に直面したときには。

ですが、考えてみればこういったことも本来、ポジティブに捉えるべきことなのではないでしょうか。なぜなら、モチベーションに関して、私が個人的にたどり着いたことはあなたが心の底から愛するモノに限っては困難を伴うことがないということだからです。「何を言っているのか?」とお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。でも一度理解していただければ、大丈夫です。あなたをワクワクさせる何かをやっているときに、モチベーションが必要だと感じたことはあるでしょうか?

以下に説明する項目をこなすことで、あなたはきっとモチベートされた状態で起床できることでしょう。良質な原理を打ちたて、強い生活基盤を築くためにもまず初めにベーシックなポイントからこなしていくことが肝要です。

人生のうちで、あなたが心の底から楽しめるものを見つけてください。

本当に自分が真に楽しいと思えるものは何か考え、あなたを本当に興奮させるもの、惹き付けられるものをフィルターにかけてください。
では、今日から始められる、あなた自身ををエネルギーいっぱいでモチベートされた状態に保つための20項目を以下で確認していきましょう。

1)起き上がった瞬間に目に見える、最大の夢を書きだす。

私たちの脳は常に、人生のうちで望むものをリマインドされることを必要としています。それを実際に書き出しておくことは、私たちの精神や信仰心に多大な変化をもたらします。シンプルな思いつきや夢が突然、具体的かつ明瞭でヴィジブルなものとなり他の人とも共有されるのです。

ヴィヴィッドな想像の産物なぞではなく、実際に現実となりうるものに変化を遂げるのです。

2)その日に済ませておくべきことにフォーカスする。

生産性を追求するなかで、朝というのはおそらく一日のうちでも厄介な時間でしょう。というのも、やるべきことがとにかく多いのです。長期的に成し遂げようとしている青写真の大枠を耐えず心に留めようとしていても、朝に完遂すべきいくつものタスクや雑用にしばしば圧迫されてしまうのです。

たしかにそのような目標の青写真はモチベーションを維持するためには良い方法です。ですが、今日せねばならないことの積み重ねが3〜4年後に繋がっていくということも忘れずにいてください。目標を細かなチャンク(塊)に分類し、それを淡々とこなすことを始めてみてください。

3)1日をはじめる前にストレッチとエクササイズをする。

日頃のエクササイズが幸福感と同種類の化学物とされているドーパミンを放出することが科学的に実証されています。生物学的に「ああ、気持ちイイ」といった感じで、ポジティブ思考につながるのです。

常時そういった「ああ、気持ちイイ」状態を感じ続けられるわけではないですが、体を健康に保ち、ハツラツと生活できるようになるといったおまけ付きです。

4)タスクをこなすために規範を実践する。

ソーシャルメディア、インターネット、そしてスマートフォンが普及したおかげで、私たちは常にあらゆる所から情報の爆弾を浴び続け、時間を食われ、物事を処理していく意欲を削がれています。

折れない忍耐心を持ち、規範を打ちたて優先順位を付けます。次に、今すべきことにフォーカスします。ケータイをマナーモードにし、常時ログイン状態を保持しなければいけないようなウェブサイトについてはいったんブロックしましょう。

5)こまめに休憩を取る。

30分ごとに数分の休憩をとることはとても良いことです。

「ポモドーロ・テクニック("Pomodoro Technique")」(註1)を使って、20分の間にあなたがどれほどできるか試してみましょう。気を紛らわされない、純粋な生産性。残りの10分で落ち着きを持たせ、コーヒーを淹れ、街角に少し散歩に行きましょう

(註1)...このテクニックについてや詳しい情報については以下を参照。「「Pomodoro Technique(ポモドーロ・テクニック)」25分単位で集中する時間管理術

フォーカスしていない状態では1日をかけて行っていた仕事が、その時間でこなせるようになっていることに気付くことでしょう。

6)友達や家族に電話をかけ、考えを共有する。

集中度合いが高まれば高まるほど、考えや悩みを共有するために人に話すのは良いアイディアです。私たちは生まれつき社会的動物です。つながりを確認するためにも人と話す必要があるのです。

これはあなたのフォーカスした状態に保ち、集中力を高めるために心を統一する一助となります。

7)いつでも最善を見据える。

最善を見据えることは自身を保ち、自身を信頼することにもつながります。自身に対する自身や尊厳が欠如している人にとってはとりわけ大切になります。

実際のところ、自身に満ちている人はいつでも自分のベストを考えているものです。仮にあなたがそのようにはまだ感じれないとしても、そうなるまではウソでもいいからやってみるのです。

どんなときでも、あなたの体にフィットし、着心地の良い洋服を探しましょう。

8)プランを練り、年に数回は海外へ短い旅にでる。

仕事が立て込み、状況がタフなものになったときこそ、日々の葛藤(行動を続けていれば必ず出くわすものです)を振りほどき、あなたの心をまっさらにするために短い旅は有用です。

しばしば「ミニ・リタイヤメント」なんて呼ばれることもあります。一年のいつでもいいので、旅のプラン作りに時間を費やしてみてください。幸運なことに、最近では少ない予算で航空券を取り、安価な宿に泊まることができます。

9)自己を磨き続ける。

心地よい場所に安住することに一つもメリットはありません。一般的に怠惰はやがて満足感を私たちから奪い去っていくものです。どこにいても、今いる場所で向上し続けるドライブを持ちましょう。

あなたがいつも一緒にいる友人や知人も日々成長していくあなたに惹き付けられ、あなたの印象はいつまでも固定化されることはないでしょう。

仮に設定したゴールを達成したときには、次のレベルに到達するためのさらに上の目標を立てましょう。最終目的地やマイルストーンなんて、あってないようなものです。

10)パーソナルブログを始め、日々の発見を世界と共有する。

もっとも高尚な満足とは、人との共有から得られます。私のブログの読者からもらった感謝のメッセージをもらった時以上にうれしいと思ったことはありません。

こういった感情はお金では買えず、疑いの余地はないことですが、自身のバリューを確認する最良の方法なのです。

11)1日1時間を新たな学びに投資する。

#9にも言えることですが、新しいスキルを学ぶことは総合的なバリューを底上げし、個人としてのマーケタビリティを向上させる最も優れた方法でしょう。

あなたが「与える」側の人間になればなるほど、自己価値や自信を深めることにつながり、効果的に市場で求められる高い価値に順応できるようになるでしょう。

12)期待を超えるバリューを提供する。

私の人生に違いをもたらした最大の事柄は、人にバリューを与えることの大切さを理解したことです。実際のところ、私たちはまずはじめに価値を感じるものでなければ重要性や意義を認めないものです。この理解に則い、受け取ることに反して、与えることがいかに大事かに気付かされました。

人が何を欲しているのかを突き止め、期待されているもの以上のバリューを与えましょう。あなたの人生における満足感を創出するのみならず、ポジティブに世界を見つめることができるようにもなるでしょう。

13)知らない人にも話しかけ、新しい友達をつくる。

日々の仕事に追われ、単純に外で新しい人に出会う時間がありません。結果的に、社会的環境を超えた新しい人との出会いはタブーとさえみなされる風潮さえでてきました。

新しい人と出会うことに間違いがあるわけありません。どこでも、自分から新しい人に声をかけましょう。ホテルのボーイ、バスのドライバー、路上の人びと。一度試しにやってみてください。思ったよりも、緊張したり恐れたりする必要のないことに気付くでしょう。

14)自分が目指す先にいるメンターを探す。

どんな目標や夢があるにせよ、それらをすでに達成している先人がいるものです。

彼らを探し、彼らの近くに身を置きましょう。それが不可能でも、本やブログを読んだり、コンテンツの中で彼らの成功から学び取りましょう。

学びの道のりはかなり短縮され、ポジティブなマインドセットが形成されるでしょう。

15)純粋に楽しめることやレジャーに1日2時間ほど使う。

仕事だけにフォーカスし続けるのは考えものです。落ち着き、楽しいアクティビティを適宜織り込むことも必要です。実際、かの有名なGoogleのルール(註2)は彼らのワーク・エシックスの一部になっています。

(註2)...Googleが実践している「20%」。これは勤務時間の 20%を自分の考えのために用いることで、従来の勤務体系内では思いつけないような斬新なアイデアを生み出そうという考えから生まれたもの。詳細は以下等を参照。「Googleが実践している“20%ルール” - 社内に導入することで得られるメリットとは?

クリエイティビティや天才的なひらめきというものは、私たちの仕事の外側にあるものです。

16)バランスのとれたライフスタイルにフォーカスする。

ただ一つのことのみにすべての時間とエネルギーを費やしているとすれば、あなたはアイデンティティを失う危機にあると言っていいでしょう。

バランスを考慮したスケジュールを立て、何か不測の事態が起きたときにも、ポジティブに対応できる準備をしておきましょう。

17)快く感じないもの、恐れを抱くものを追い求める。

決して前進することや、エッジ(縁)で生きることを恐れてはいけません。身体に危害を与えるものではない限り、果敢に挑むことです。そうすれば、物事の反対サイドにある事柄に気づき、より多くの事柄をより困難なく対処できるようになるでしょう。

最終的な目標は広大なコンフォート・ゾーン(註3)を自らの内に構築し、生きていく中で出会う新しいことに落ち着いて対処できるようになることです。

(註3)...現状のこと。みんな現状いる自分の空間が一番安心するし、心落ち着くんです。そう慣れ親しんだ環境のことです。わたし達は、この「コンフォートゾーン」で一番力を発揮することが出来ると言われています。(参照:「あなたを『成長』させる方法 -コンフォートゾーンとは-」)

18)自身をいかに売り込み、マーケティングするかを知る。

私がこれまで生きてきた中でキーとして学び取ったことは、成功者は例外なく効果的なコミュニケーション通して自らを売り込み、マーケティングすることで、より多くの機会や成功を手にしているということです。

あなたは世界に存在するどんなスキルも能力も身につけることができます。ですが、どうやってあなた自身を売り込み、マーケティングするかを知らなければ誰もあなたの存在に気付くこともなければ、真の価値を見出してくれることもないでしょう。

19)偉大な知性を持った人々からなるグループを作り、アイディアをシェアする。

あなたとマインドセットが近く、目標を持った人びとを探しましょう。成功への道を歩むことは時に、孤独な旅となります。

あなたの旅に同行者がいれば、アイディアをシェアしたり、ぶつかり合わせることで、困難も越えやすくなり、全員が高いモチベーションを維持し続けることもできます。

ようやく、最後に....

20)人生をそう深刻に考え過ぎない。

人生が一時のものに過ぎないことを、ときどき忘れてしまうものです。目標を達成し、自己研鑚を積むこととは大事ですが、誰も永遠に生きることはできないのです。意識的に時間を取り、今ある時間に感謝し、人生の美しい細部に目を凝らしましょう。

地に足をつけているために、なにより謙虚であるために必要なことです。

モチベーションはアクションを引き起こし、目標を達成するための精神的な動力源です。

著者(Author):Onder Hassan
(元記事:20 Ways To Wake Up with Motivation - Lifehack)

※大筋の本意が伝わればと思い、爆速でザックリとに訳しているので、多分に意訳を含んでいます。誤訳や内容での指摘があればコメントお願いします。
なお註釈はリーダビリティを上げるために、簡単なものを付記しているだけなので、気になる箇所はさらに調べてみてください。


ここ数日、静岡の田舎で過ごしていまして、あと1週間ほどいる予定です。
富士山の山麓に宿があるので、どこにいても雄大な富士山が望めます。

ボーっとしたり、散歩したり、心地よく過ごしています。細々した仕事、翻訳とかもそうですね、記事をポツポツ書いたり、「ノマドワーキング」といったところです。

つい先日までは激務続きだったので、ガス抜きのような1週間。

早起きをすると、本当に一日が長く感じます。
まさに#8番で強調されていることを実感する次第です。
ボランティア翻訳記事は基本的に月1〜3ペースのゆるい感じで、これからもボチボチやっていこうと思ってます。

7 件のコメント:

  1. 毎朝気持ちよく目覚めることができたら、どれだけいいでしょうか。
    何年もひとつのことを極めようとホンモノを見つけようとしても、
    何度も折られ形にならない時は、思うようには信じられないものです。

    ヒトは動物と同じに産まれるのに。妙に頭があるからか意味を知りたがる。
    最終的には人生の意味まで。
    本当はそれに意味なんてないのかもしれないのに。
    与えられた人生というタイムリミットの中で必死に
    色やストーリーをつけようともがいているみたい。笑

    意味とか考えたことありますか?

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  2. 分かります。
    一国の大統領も、プロ野球選手も、お医者さんも、何のプロフェッショナルにせよ、こと「生きる」ことに関しては全員が例外なくアマチュアですよね。
    そして人生の本質は「一度きり」ということです。
    歴史を越えて普遍的にただ唯一、変更を加えられることのなかったルールです。
    少なくとも本を読む限りは。笑
    意味を考えたければ考えればいいし(答えはでませんが)、考えたくなければ向こう見ずに享楽的に生きるもの、これまた良し。
    僕は間違いなく前者ですが...。笑
    意味を見出そうとすること自体には、"意味"はないと思いますが、僕はきっと死ぬ間際、いや瞬間にもそんなことを考えているのかもしれません。

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  3. せめて見出そうとすることにだけは意味があってほしいなぁ。
    でないとツライものがある。笑

    記者してる人とかってオリジナルな部分どのくらいあるんですかね。

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  4. 死と共に、長い長い夢から目覚めて、自分の人生は壮大なギャグだったというファンタジーも妄想するタチなので、人生に意味を見出そうとすることもアリだと思いますが、個人的には#20の「人生をそう深刻に考えない」みたいなマインドが大切かとも考えています。

    「天国は良いところだと思う。なぜなら行った人が誰も帰ってこないのだから」

    という有名な裏の見方もあるように、基本、人生にまつわる教訓とか死に関する金言は眉唾だと思ってます。


    記者ですか?
    というと...?

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  5. そうですよね~、もっとラクに捉えられたらいいんですが。^^;

    例えば記者として何処かに所属すると内容が限られるじゃないですか。
    しかもトピックは事実、記者の語る言葉も結局は無意識のうちに染みついた他人の言葉。「誰でも」書き換え仕事になっていってしまうのかなぁーなんて思ってしまう。。
    言葉を持ってるのに。

    そこにオリジナルはあるのかと。

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  6. なるほどですね〜。
    記者は特に制約多いと思います。読売・朝日でも論旨は全然違いますからね。
    社の意向に則さねばならないと思いますし。

    ですが、当人が気持ちを込めて書いた文章には、オリジナリティが行間や紙背に必ず宿ると思っています。
    というか、そう信じたいですよね。
    でなきゃ記者なんてできないのかなあと...。

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  7. たしかに、「言葉に繊細」である人にこそ分かる部分なんでしょうね~。
    感覚直感的に捉えてしまう私にはちとムズカシイです。笑

    私が思うに「言葉」を仕事にしている人に特にふたご座生まれが多いように感じる。
    書かれる言葉の流れや強さがごこか似ているんですよね。。生まれも影響するところがあるのかもしれませんねー。まあ、いいや。

    お忙しいところありがとう。

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