2015年7月14日火曜日

読書『旅のラゴス』筒井康隆著


テンポよく疾走感のあるプロットが読んでいて気持ちよかった。
『百年の孤独』のストーリーラインの骨子を”旅”に置き換え、極限まで冗長な部分は排除して、あっさりとさせたような。
ショートショートが数珠繋ぎのように続いていくようなストーリーなので、読んでいても飽きがこない。
かといって人物描写にひねりもないので、SFなようでいて、心象風景は現代にもありふれた普遍的な人間同士のやりとりだったりする。

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