2015年7月18日土曜日

読書『イニシエーション・ラブ』乾くるみ著


「最後の二行が衝撃」と言われ続けていたので、注意して読んでいたつもりなのですが...。
最後の解説文があるため、「まだ終わらんだろう...」と思っていたら...オワリ!
「え、え」と15秒間戸惑う...。Aサイド・Bサイドで読んだプロットを繋ぎ合わせる。
「うおー!そういうことか」というアハ体験にも似たスパーク。
10人いたら8人は途中では気づかないんじゃないか。
物の見事に練り上げられた構成。とくに時代背景の描写が秀逸ですね。
筆者の実体験なのか、そうではないとしたら恋愛に相当コンプレックスを抱いていて、周りの恋愛を相当集中して観察したとしか思えない。
映画も観たい!です。

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