Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
ラベル Michael Jackson の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Michael Jackson の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年12月28日水曜日

東京生まれ東京育ちの「東京観光」

東京/ くるり


「Hey, I'm in Shibuya now!」
と突然に電話がかかってきたので、急いで渋谷に向かいました。
オーストラリアから友達がやってきたのです。

彼はフロリダ大学留学中に出会った友達です。

着いて挨拶もそうそうに「お腹が空いた」ということで、宮益坂の松屋へ。笑

渋谷の街をぶらぶらした後、乃木坂の友人宅で、昼間から再会を祝って祝杯。

しばらくして明治神宮へ行きましたが、ニアミスで閉園。
というわけで原宿の街を散策。奇抜な格好をした人、なぜか髪の毛がパープルな人。
竹下通りをくぐる途中でクレープ屋さんに立ち寄る。
オーストラリアではクレープ屋さん自体が「Harajuku」というそうです。
カリフォルニアでも同じだそうです。
というわけで僕らも本場原宿で「Harajuku Pancake」を。



お土産でキティちゃんのiPhoneをケースを頼まれているということで、表参道のキディランドへ。



結局、目当てのものは見当たらなかったので再び渋谷に戻ることに。
やはり一番驚いていたのは渋谷駅前の交差点、世界では"Shibuya Crossing"と呼ばれていて相当有名なよう。
青信号になった途端、一斉に無数の人が動き出す。
これが日常になった僕らにとって見れば普通ですが、やっぱり冷静に引いてみてみるとかなりの異常事態ですよね。
別に何のパレードがあるわけでもないのに、あの数の人は。


ドン・キホーテへ。ドンキといえば、やはりピンクコーナー。
TENGA、ちゃんと紹介しておきました。笑
"Maria Ozawa is world famous"と言ってた時には笑いました。

夜は渋谷の居酒屋に入って、日本の料理を説明しながら楽しく飲みました。
それからカラオケに行って、"Man In The Mirror"の大合唱。
これが初日。

翌日、早起きして自転車で築地市場へ。
市場の活況に少し驚きました。辺りを漂う魚の匂い。


各々、海鮮丼を食らい、一路秋葉原へ。

電気街を一巡。アマチュア無線、コンセント専門、監視カメラ専門、ネジ専門、配線専門、あまりにもニッチなお店の数々。
間違いなくパソコン一台くらい簡単に自作できてしまう品々。
秋葉原に足を運んだからにはということで、メイドカフェへ。
僕自身も行ったことがなかったので、興味津々でした。

まず入店料、700円を徴収される。笑
ドリンク、ご飯、写真、お土産のコースに決定。
ドリンクは「みっくすじゅーちゅ」と言って、メイドさんが呪文を唱えながらシャカシャカとシェイクしてくれます。笑
ご飯はオムライスで、ケチャップで「ウサギ」とか「ハート」とか書いてくれます。

こんな感じです。笑

写真撮影NGだったので、写真は転載です。
食後に好きなメイドさんとチェキがとれるイベントがありました。
一人一人ステージの上に上がらされて一緒に写真を撮るのですが、僕にとっては今年1年で最も恥ずかしいひとときでした。笑
帰宅時にはストラップのようなお土産がもらえます。
包みを外し、中身をとったオーストラリアの友達がため息をついた後に言った一言が忘れられません。
"Where is a rubbish bin? (ゴミ箱どこやねん)"
夜は銀座に行って、明日は浅草です。
年が明けてから大阪に向かうそうです。
なんだか僕にとっても楽しい東京観光になってます。



大学生ブログ選手権

2011年10月25日火曜日

読書『姜尚中の政治学入門』姜尚中著

Heal the World/ Michael Jackson



姜尚中さんの『政治学入門』という新書をサクッと電車の中で読みました。
東大の教授をなさっています。テレビで何度か見たことある人も多いと思います。


ぼくのゼミの先生の学生時代のゼミの先輩ということで、ゼミでも時々名前を耳にします。
カンさん自身が在日ということもあって、アイデンティティやナショナリズムに関する著作も多くて僕も何冊か拝読したことがあります。

今著も基本的には読みやすいのですが、「入門」という割にはやや語彙などが難しい印象でしたね。
純粋に政治学を一度も学んだことのない人にとってはやや難しいかもしれません。
ただ僕が好感を持ったのは、入門だからといって当たり障りなくニュートラルに政治を解説するのではなく、カンさんの明確な意見が打ち出されている点です。
それに加え、政治学の名著が数々引用されており、推薦図書として掲げられているので後学にも便宜を計ってくれています。

ぼくが共感した箇所を幾つか紹介したいと思います。
まずは現代世界でなお横溢する「暴力」について。
トロツキーの「すべての国家は暴力の上に基礎づけられている」という言説を前提に据えた上で、カンさんはこのような展望をみていらっしゃいます。
親密圏と公共圏の往来をさらに豊かなものとし、先述の共存・共生関係をベースとした公共空間がふたたび編成されたならば、暴力や権力の問題に対する新たな局面が見えてくるのかもしれません。
次に「主権」についてです。主権はウェストファリア条約に端を発するコンセプトで、長年国際政治の主要概念として捉えられてきましたが、高度にグローバリゼーションが進行した世界でほころび始めてきているのが現実です。ではどうすればいいのか。
今、なぜ「帝国」なのか、また、国連なのかと問われる背景には、国民国家に代わる主権をいかに再構想するのかという課題が、いよいよ先延ばしにできなくなった事態があるのでしょう。それこそが、現在を生きる私たちが直面する、数々の問題の本質なのです。

国民国家それぞれが「主権」を保持するだけでは、グローバリゼーション下における新しいタイプの種々の問題に対応できなくなってきているのです。
コスモポリタニズムに基礎づけられた、世界規模の「主権」の確立が急務ということでしょう。まあ簡単なことではありませんが。

また、政治学を勉強する際に、字面に沿って書籍をただ読むことに警鐘を鳴らしていらっしゃいます。もちろん多くの本を読み、知識を蓄えることは重要ですが、自分自身の視座を持ってして考察することが何よりの研究姿勢であるとおっしゃています。
歴史の時間の幅を広くし、そして過去との「類比」を行う「思考実験」を試みてみれば、眼前のシーン(この場合はイラク戦争の新しい局面)は、違った意味を帯びてくるのです。
今週の金曜日にカンさんが講演をなさってくれる予定のイベントに行く予定なので、もう一冊くらい著作を読みたいですね。
大学生ブログ選手権