ノマド的生き方の具体的指南書。
ライフスタイルにおける要素を5つに分解して、著者たち自身の生き方と照らし合わせながら提案している形。
- 仕事
- プライベート
- 自己管理
- 人脈
- 資産管理
特に注力して書かれていたのが「仕事」の項。
仕事はお金、社会貢献、自己実現、時間の使い方、出逢う人などと深く関わっているからです。
[気になった箇所の備忘録]
会社に勤めながらいくつかの仕事を持っていたとしても、ひとりコングロマリットの場合、それらは「本業と副業」ではなく、全部まとめて「複業」なのです。
老子「生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかは周りが決めてくれる。当人にとっては、つねに仕事であり遊びでもあるのだ」
「進化のある現状維持」要するに行動の指針に「幅を持たせること」を説いているのではないでしょうか。
それは単なるリスクヘッジなのではなく、シナジー(相乗効果)を生み出すような関係性を持った生き方。
今著は個々の生き方、ライフスタイルに焦点があたっていますが、個々の思考力の指南書としてはちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を薦めます。
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