Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
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2015年7月2日木曜日

読書『ぼくは愛を証明しようと思う』藤沢数希著


メルマガ『週刊金融日記』でおなじみ藤沢数希さんのcakes連載が単行本化になった『ぼくは愛を証明しようと思う』を読了。(7割くらいはすでに連載の方で読んでいた内容だったかと思いますが)
ぼくは愛を証明しようと思う。ぼくは愛を証明しようと思う。
藤沢 数希

幻冬舎
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連載から周りで読んでいる女友達が何人かいたんですよね。
女性からしたら、男のリアルな恋愛観が開陳された貴重な資料だったのかもしれません。

「モテ=ヒットレシオ×試行回数」という恋愛工学の根底にある方程式があるのですが、これってわりかしどんなことでも当てはまるのかなあと。
そう考えると、学問の違いはあれど、普遍性を抽出することは意外に容易に思えたりします。もともと恋愛工学が基礎にしているのは金融工学だったり、心理学だったりするわけで。

帯にも冒頭にも、元インテルCEOアンドリュー・グローブの
"Technology will always win."(最後にはいつだってテクノロジーが勝利する)
という言葉が使われているにもかかわらず、最後に待っている結末がなかなか爽快です。

2015年2月8日日曜日

『Back to the Future』PartⅠ〜Ⅲを観て―テクノロジーの自己充足と不可視性


2015年、そう今年が『BACK TO THE FUTURE PART2』で設定されていた、まさにその未来ということで小さい頃に観て以来、Huluで全パート一気に鑑賞。

なによりも驚いたのは、エンターテイメントとしての色褪せてなさ。
僕が生まれるよりも前に作られた作品なのに、いま見ても純粋に楽しめる。

PART1はメインのPART2の序章みたいなもので、PART3は若干取ってつけたような印象もある。

たしかに目に見える部分で(宙を浮かぶホバーボードなど)未来として描かれていた街並みにはなっていませんが、見えない部分では予想だにしなかった技術が次からつぎへと生活を一変させていきましたよね。

スマートグリッド、IoT、そもそもiPhoneなど。

あ、でも噂によればNIKEの自動靴紐締めスニーカーが実現するらしいんですよね!(「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の自動靴ひも締めスニーカーをNIKEが2015年中に本当に完成させて発売することに

そもそもテクノロジーって“自己達成予言”の最たるものというか、思いついた時点で8割方完成したみたいなもんで、あとは実現に技術が追いつくのを待つだけみたいなところですもんね。

2013年8月10日土曜日

読書『大局観―自分と闘って負けない心』羽生善治著

大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)

羽生さんの『大局観』を読みました。
以前にプロフェッショナルでみてから、本も読んでみようと思っていたのでした。



私は3つのことを駆使して大局にのぞんでいる。一つは「直感」。そして読み。もう一つが「大局観」である。これらを組み合わせて次の手を考えている。
本文中で印象に残ったところをちょっと自分の言葉で咀嚼しながら、備忘録に残しておこうと思います。 

「大局観」→広量的かつ鳥瞰的に視座
「大局観」とは「終わりの局面」をイメージする。最終的に「こうなるのではないか」という仮定を作り、そこに「論理を合わせていく」ということである。簡単に言えば勝負なら「勝ち」を想像する。

集中=「忘我の時間」の濃度


練習=「安心」を買うこと
「これだけ努力したのだから大丈夫だろう」「これだけ頑張ったのだからミスするわけない」

直感=研鑽の上にある
最近のカメラはオートフォーカスで自動的にピントを合わせれくれる。ここが中心ではないか、焦点ではないか、ポイントではないかと、カメラが瞬間的に判断しているわけだ。直感とは、数多くの選択肢から適当に選んでいるわけではなく、自分自身が今までに積み上げてきた蓄積のなかから経験則によって選択しているのではないかと、私は考えている。だから、研鑽を積んだ者でなければ直感は働かないはずだ。

一つショッキングというか驚いたのが、将棋界も例に漏れず情報テクノロジーの波に飲まれつつあるということ。(それが善か悪かはひとまず措くとして)
Wikipediaに「コンピュータ将棋」というかなり濃密な項目があります。
コンピュータvs.人間という将棋対決よりも、将棋を取り巻く環境の変化そのものが目覚ましい。
たとえば以前までは棋譜をすべてアナログで丹念に保存していたという羽生さんですが、今では簡単にGoogleで棋譜を閲覧できるとのこと。
そのため「新手」も早晩すぐに策が講じられてしまうため、真の意味で「新手」となりうるのは今の時代皆無に近いそうな。
古くから伝わる伝統に浸食というか否応なしに変化を迫っていくテクノロジー。