Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
ラベル バックパッカー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル バックパッカー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年10月8日水曜日

【翻訳記事】みんながもっと旅をすれば、世界はより平和な場所になる


幼いころから、いつも遠くの場所へ旅に出たいと夢見てきたんだ。心はいつだって訪れたことのない土地を歩いてた。未だ見ぬものに身を預けること以上に心躍ることはないし、不思議なことに旅をしているときほど心穏やかなこともない。

あたかも遠くへ行けばいくほど、宇宙のリズムとシンクロするかのように。きっと冒険したいという、この欲求は純粋に流浪の精神を持った人々が持ち合わせる上質な特徴なのかもしれないし、単に若さの産物なのかもしれない。いずれにしても、僕のような人は少なくないはずだ。

これと似たような精神性にあらゆるところで出逢った。きっとあなたも、折に触れ、奇妙すぎるような状況で出逢うことがあるだろう。

一度こんなことがあった。4日間のスコットランド高原ハイキングの前、僕と友達はスタート地点へ向かう道の途中でイタリア人のソロ・ハイカーに出くわしたんだ。あの出会いはまさしくセレンディピティという他ない。

ざっくばらんな会話を五分間ほどした後、共にハイクをするという無言の合意に達したことは明らかだった。

次の四日間、僕らはずっと共にいたんだ。食べ物、補給品、そして寝床をシェアして。一緒に高原の神話的でさえある美しさに見惚れ、一緒に木々の中で歌をうたい、一緒にスコットランドの星空の下でウィスキーを飲んだ。

ハイキングが終わったあと、僕らは別々の道を行った。そして僕と友人はそれ以来イタリア人のハイキング仲間に会っていない。

故郷を離れてしばらくすると、僕と同じように旅への情熱にとり憑かれた人びとを見分けることができるようになった。彼らは今まで気づくことのなかった―道の兄妹/姉妹―友人だということ。

彼らの多くはしばしば完全な他人だけど、ふとした瞬間、旧友のように感じるんだ。見知らぬ人には用心することを教える世界において、彼らは事もなくあなたの信頼と親交を手にするだろう。

これが旅が人びとにもたらす効用だ。あなたの心を世界に向け開く。あなたが心を開けば、その場所もあなたに心をひらいてくれるだろう。より多くの人が旅をするなら、世界は必ずより平和な場所になる。

まだ若く自由なうちに旅にでよう、いつかできなくなるから
もし君が22歳、身体は丈夫で健康、学びに貪欲で向上心を持つなら、できるだけ遠く、できるだけ広く旅することを強く勧める。どうやって他の人びとが料理を作り、食べ、そして生きているのかを見つけよう。どこへ行こうとも、彼らから学ぼう。(アンソニー・バーデン)
不幸なことに、高くついたり時間を食ったりで、僕たちの多くにとって旅は選択肢にならない。若者にとって、特に前者のお金はよりネックだ。だけど方法はないわけじゃない。生活が確立されている人にとっては、仕事、家族、そしてその他もろもろの責任があって旅に出られない。

純粋な旅をすることが可能な小さな狭間が人生にはある。君のたった一つの責任が世界の自発的運動に身を任せ、差し出され、教えられるその全てに身を投じるときだ。全ての若者には拘束されない冒険への説明のつかない欲望があるものだから、見て見ぬふりするのはやめよう。

もしまだ君が驚嘆するほど美しく、ダイナミックなこの地球を探検するチャンスを逃しているなら、私は強く勧める。今すぐに現在の快適な環境を飛び出すことを。

境界は幻想だ

グローバル化し結びついたこの世界で、旅をすることの重要性は日に日に増している。グローバル・コミュニティにあって、僕らの運命は今までのどんなときよりも本質的に結びついている。地球の市民の間で団結を高めるような方法を見つけることは不可欠で、さもなければ疑う余地もなく僕ら自身が崩壊への触媒になってしまう。

地図上の境界は歴史を反映したものにすぎず、だいたいにおいて戦争や紛争の産物にすぎないことに気づかなくてはならない。参照点として多少なりとも便利かもしれないけど、人類の複雑性については何も語ってくれない。

旅の体験が変わっていくように、地球との関係性も年々、変わってきている。例えば、五歳児にはシスティーナ礼拝堂の背景にある歴史やその美しさを味わうことはできないだろう。だけど、大人だって同じだ。いつまでも地球の神秘さに気づかない。

どこに住もうと、何語を話そうと、他人が彼らをどう認識しようと、全ての人は根源的に自由に、そして幸福に生きたい。

国境とナショナリズムの支配下にある世界においては、文化相対主義は不可欠なコンセプトだ。

これを強調したうえで、この認識を得るために他の国へ移住したり旅する必要は必ずしもない。だけど、世界中には自分とまったく違う生活を送っている人が何百万といることは忘れてはならないだろう。

自文化と異なるからというだけで、自分の文化が“正しい”とは限らない。善悪の規準は主観的なもので、たいていは歴史と地理の産物だ。

アメリカ出身の人にとって、これを理解することはすごく大切なんじゃないかと思っている。僕らの国は世界のどの国にもましてパワーと影響力を持っている。もし僕らが外の世界を理解しないと、巻き戻せないくらいの混乱を生むかもしれない。あらゆる点で、もうすでに僕らはこれを犯しつつある。

旅は共感と寛容をうむ
目を閉じていれば、生きることは容易い。(ジョン・レノン)
旅は自分以外の人びとの何気ない生活にあなたの目を開かせる。他の文化の美しいほどの複雑性を明らかにし、あなたのなか深くにある多様性に対する審美眼を養う。

同じように、より多くのアメリカ人が旅をしたならば、外の世界に住む人びとをより深く気にかけるようになる。これはアメリカの外交政策におけるより大きな公的関わりに寄与するだろう。簡単に言ってしまえば、世界に対するより深い理解があれば、アメリカ人が馬鹿げた政策をサポートすることも少なくなるということだ。

世界のアメリカに対するイメージに正直でいることも同様に大事だ。アメリカの国外活動のせいで、世界の多くの人は僕らの国に好意的じゃない。僕の経験からいうと、ほとんどの人は国民よりも政府に責任を求めるくらいには洞察的だ。

世界のできるだけ広い範囲を旅すること、そしてこの国のために善行の大使になること。アメリカの正しい本質(友好的で楽観的な人々から成る)に世界の目を向けること。世界の大半の国がそうであるように、僕らにも多くの欠陥がある。だけど旅はそういったものを治癒するのに役立つ。

外国を旅するとき、他の文化を理解することに誠実に取り組むべきだ。単なる観光者に成り下がるのではなく、旅行者になる。文化のスポンジになろう。帰国したあとは、何を学んだのかを周りに伝えよう。

自分がどこからきたのか知るために旅にでよう、僕らは皆ほんの少しの自己反省が必要だ


現在、アメリカは数多くの難しい国内問題に直面している。二大政党からなる僕らの政治システムのせいで、国は公民権運動の頃のようにイデオロギー的に分極化している。暗い日々をくぐり抜けるために、僕らには深い自己反省が必要だ。

比較対象がなければ、自分の国や自分自身を真に理解することはできっこない。旅は生きる上でのオルタナティブに目を開いてくれる。

旅をすれば故郷で自分が享受しているものに気付かされたり、何を変えるべきなのかについてのよりクリアーなイメージを得られる。

アメリカ経済は世界の広い範囲の福利に結びついている。だったらまずアメリカ国内の状況を改善する必要がある。前進できない理由としては、政治的スペクトルの両側になかなか克服できない壁があるせいじゃないか。

歴史、地理、文化、そして教育の違いによって異なった地域に住む人々は単純に現実を違うように捉える。これは何も異なった国にのみならず、国内においても同様だ。

アメリカは広大な国で、人も地理も多様だ。僕らは人それぞれが違った考えを持っていることを尊重しなくてはならないし、僕らの意見が他の意見に優っているということもない。

だとすれば、進歩には妥協が伴うことになる。意見が一致しない相手にも共感できるなら妥協は断然簡単なものになる。旅はこうした理解を生む。

さらにいえば、旅は何も国境を越えたところだけではなく、その内でもいい。自分の州の外側に出て、この国が提供するすべてを探検しない限り、国を真に理解できるアメリカ人はいない。自己を孤立させることで助長されるのは誤解だけだし、結果として、憎悪と恐怖が生まれる。

もしより多くの人が旅をすれば、世界が抱える問題が解決されると信じるほど僕はナイーブじゃない。国土や資源に関する論争は尽きないものだし、現在のところ、地域をまたぐ宗教的な緊張が和らぐという見通しもない。

だけれど、旅が少しでも世界に暮らす市民の相互理解の助けになるならば、地球にとっては計り知れないインパクトを持つ。国際情勢で果たす役割を考えれば、とりわけアメリカ人に当てはまる。

アメリカの偉大な著述家マーク・トゥエインがこう記したように:
旅は偏見、頑迷、そして狭い心を解き放つ。こうしたものに塗れた我々にとってはなくてはならないものだ。広く、健全で、慈悲深い人間観や物は地球の隅だけで生育されるものではなく、すべての人々の人生で成し遂げられるものだ。
著者(Author): JOHN HALTIWANGER
(元記事:If More People Traveled, The World Would Be A More Peaceful Place - ELITE DAILY)

※大筋の本意が伝わればと思い、爆速で平易に訳しているので、多分に意訳を含んでいます。誤訳や内容での指摘があればコメントお願いします。

⇒前回の翻訳記事:「人生はゲーム これがあなたの戦略ガイド
⇒「旅」に関連する翻訳記事:「若いあいだに旅をすべき7つの理由

2013年11月17日日曜日

【翻訳記事】若いあいだに旅をすべき7つの理由



私は、若いあいだに世界中の広範囲を旅する幸運に恵まれてきました。アメリカのほとんどの地域を訪れ、ハワイとアラスカの多くの街にも足を運びました。それから、アフリカ、スイス、アイルランド、イギリス、スコットランド、フランス、メキシコ、ボネール島などの諸外国も訪れました。西インド諸島・グレナダにも数年住みました。世界を旅して得た経験は何ものにも代えがたいものであり、まだまだ訪れるべき地域があります。自身の経験に基づき、すべての若い人に伝えたい。生まれ故郷を出て、外の世界に飛び込むこと。私の人生を変えた7つのことがらを紹介したいと思います。

1. 旅は世界に対する接し方を変える

私は田舎町で育ちました。もしも若いときに旅をする機会を得ていなかったとすれば、心地良い田舎の生活の外にある世界に思いを巡らすこともなかったでしょう。旅をすれば息を飲むほど美しい数々の景色に思いがけず遭遇します。海にかかる夕暮れ、山脈を飛翔する鷹、熱帯雨林を縦横無尽に駆け巡る猿の群れ、急流で鮭を捕らえるグリズリー、壮大な滝、火山が激しく呼吸するように噴き出す煙、人生で出会うことのできる数々の美しい情景を思い知らされることでしょう。それを探求したいという激しい情炎に駆られることでしょう。

こういったものに若いときに触れなければ、歳をとり、家族得た時には欲望の種は縮小したものとなり、探求への欲求は少なくなるかもしれません。自分が見落としていたものを知らずにいれば、あえて努力してまで旅をしようという欲求に駆られることもありません。旅の過程を通して、後世の世代へと地上の美を守り続けていかなければならないという義務感のようなものも育まれていくでしょう。まずはそれをじっさいに目にすることから、守ることは始まるのです。

2. 旅は他人に対する接し方を変える

不幸なことに、私の育った場所は多様性に欠けていました。皆が同じような見た目で、基本的に同じような行動をするのです。旅を通じて、他の文化を学びました。私とは違う見た目で、私とは違うような行動をする人たちと友情を築く中で私自身の人生がより豊饒なものになると思ったのです。故郷を遠く離れ、私とはまったく違う価値観を持つ人と友情を育むことこそ私が求めていたことだったのです。コンフォート・ゾーン(居心地の良い場所)を離れ、関係を築き、経験を積むことは恐るるべきことでなく、大切にすべきものだということを教えてくれたのです。同時に、コミュニケーション・スキルがいかに大事なものであるかも実感しました。こう言えばより分かりやすいでしょうか。メキシコを訪れたあとは、大学のスペイン語のクラスをより真剣に取り組むようになりましたし、フランスやアフリカに旅したあとは、フランス語のクラスにより熱心に耳を傾けるようになったのです。

3. 旅はあなたを謙虚にする

歳を取るにつれ、人生について私がいかに無知であるかを思い知らされるようになりました。すべてを悟ったのかのような感覚に陥るのは、どうやら若さの産物であるかのようです。そうは言うものの、そうした幻想はなるべく早く砕け散るにこしたことはないのです。(少なくとも私の場合はそうでした)旅をすると、困難な状況に陥ることがあります。世界は自分が思っていたよりも、ずっと巨大なのです。世界は自分を中心になんか回っていないとすぐに気づくことでしょう。自分が大海を優雅に泳ぐ大きな魚などではなく、穴でもがく小さなちいさな小魚にすぎないと学ぶのです。

さて、だからといってあなたが取るに足りない存在かというと、そんなこともありません。ただそうした意識における変容はあなたの視野を拡張し、他人から学ぶことを厭わず、あなたが持ちうる知見を他人と分かち合うことを促すことでしょう。旅は自分の内に長らく住まっていた固定概念を取り払うでしょう。自分をコントロールするというシンプルなこと、そして地球という広い視野から自制心を持つことがいかに難しいことかを悟るでしょう。

4. 旅はあなたを新たなる挑戦へと誘う

旅はあなたを謙虚にすると同時に、自信も付けてくれます。今までなら出来るなんて思ってもみなかったことを実現できるようになっている自分に気づくことでしょう。例えば、私は過去二年間、西インド諸島・グレナダに住んでいます。きちんと舗装されたアメリカのオープンロードの右側を運転することに、私は慣れきっていました。グレナダでは、複雑に入り組んだ未舗装の山道の左側を運転しなければならなかったのです。加えて、ほとんどの道路にはレールガードが付いておらず、崖の下にはいくつもの家の屋根が立ち並んでいるのが見えます。

つまり、もし運転をミスすれば、私自身が死ぬという問題ではなくて、夕食を囲んでいる家族をも巻き込んでしまうのです。すごいプレッシャーですよね。何度か肝を冷やすことはありましたが、今ではすっかりこういった運転環境にも慣れ、地元の人や、道を通る家畜、空いた穴を見落とすことはありません。この恐怖を克服する経験を通して学んだことは、人は適応できるということです。思うにこうした経験に年齢の早い遅いはないと思います。ですが、若いときに適応できれば、残りの人生をより充実したものにできるのではないでしょうか。

5. 旅は世界の苦しみに共感を呼び起こす

旅を通じて、あなたにとっての「当たり前が」世界の当たり前ではないことに気付かされます。じっさいに目にしたことのない人には分かりづらいかもしれませんが、多くの場所で考えられないくらい劣悪な環境で飢餓に苦しんでいる人々がいます。そうした人々とリアルな、個人的な人としての人間関係を取り結んだときにはじめて、ニュースに映し出される戦争や飢饉の真の意味が感じ取れるというものです。世界の諸地域で暮らす人の実情に共感を呼び起こすことができないエゴイスティックで冷淡な態度や感情といったものは立ち消えるでしょう。他者に救いの手を差し出さずにはいられなくなるのです。

6. 旅は教育上の地平を押し広げる

悲しいかな、私は学校で習う歴史が好きになれませんでした。ただ本の字面を追うことが退屈で仕方なかったのです。しかしながら、実際にフランスでヴェルサイユ宮殿、アフリカでバシリカ聖堂を目にしたとき、アイルランドの廃城を登ったとき、ホワイトハウスを訪れ、ルーヴルの廊下を歩いたとき、歴史に対して深い恩恵の意を表さずにはいられなかったのです。旅は歴史を生きたものへ変位させます。ストーリーはもはや本の挿絵ではなく、学校でならう陳腐な絵空事なぞではなく、あなたの記憶にきわめて具体的なイメージを伴って残るのです。

7. 明日は保証されていない、人生を"今"楽しもう!

多くの若い人は様々な理由を立てて、旅に出ようとしません。責任を持ちたい、もっと働きたい、結婚したい、子供が欲しい、人生をしっかり組み立てたい。しかしどうでしょうか、退職してから老後の時間をそれに充てる、だから今は我慢する、私はこうした考えを退けます。もちろん私だって老後は旅を続ける予定ですが、長く生きられるかなんて誰にも分からない、明日は誰にも保証されていないのです。もし40代、50代、あるいは60代で何か起こり、長く生きられないとしても、私は後悔は何一つありません。旅を通じて、私は自分の感性や能力を最大限に振り絞りながら、一瞬一瞬、目の前にある機会を体感・経験し、地球の壮麗な景色をいくつも目にしました。旅が今の私を作ったのです。こうしたヴィジョンを蔵し、まだまだ多く残る人生の時間の中で旅路を続けられることを喜ばしく思います。

著者(Author):Sarah Hansen
(元記事:7 Reasons You Should Travel While You’re Young - Lifehack)

大筋の本意が伝わればと思い、爆速で平易に訳しているので、多分に意訳を含んでいます。誤訳や内容での指摘があればコメントお願いします。

前回の翻訳記事:「ツイッター共同創始者ジャック・ドーシーが掲げる成功のために「すべきこと」「すべきでないこと」習慣リスト