Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
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2014年1月27日月曜日

2014 国際宝飾展(IJT)での通訳のお仕事を終えて


ご依頼を受け、東京ビッグサイトで行われる国際宝飾展(IJT)に通訳として4日間の全日程従事しました。
このような機会がなければなかなか出入りすることのない業界ということもあり、終始会場の雰囲気やきらびやかな人々の出で立ちにワクワクしていました。(2日目にはベストドレッサー賞の授賞式もありました)
僕は運営側ではなく、カナダの宝石店専属の通訳でしたので立場的には出展者ということになります。
基本的にこのイベントは一般には開かれていなく、宝飾業界関係者のみしか入場できません。
首から下げるタグには必ず小売商、卸商、メーカー、輸出入商、デザイナー/クラフトマン、宝飾専門学校者、大使館関係者などの属性が明記されています。

さながら小経済の渦の中にいるような感覚を覚えたのでした。

これは何も宝石に限ったことでもなく、たとえば漁業もそうです。
漁師がいる。卸売がいる。仲買い。運送屋、小売、加工業。
それが一堂に会すると、まさしく目の前で経済がうごめいている感覚を覚えるのです。

英語に関係した仕事はおかげさまでコンスタントに何かしらやっている状況がずっと続いているのですが、翻訳と通訳はまったくの別物です。(言わずもがなインストラクターとして英語を教えるのも然り)
それぞれにベストプラクティスがあり、TPOに応じた微妙な使い分けも体得していく必要があります。
その意味で、今回、このようなオフィシャルな場で経験を積めたことはこれからの財産になりました。

4日間ビックサイトへ向かうゆりかもめの中、iPhoneで読んでいた関谷英里子さんの『同時通訳者の頭の中』という本で参考になりそうなものを、30分後にはすぐに実践するようにしました。

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この本の要諦はたったひとつです。
語彙力をまずインプットすることで、「レスポンス力」を鍛える。これらをアウトプットして、繰り返し継続することで「イメージ力」に昇華させる。
この一点のみ。 

2012年2月16日木曜日

読書『FREE- <無料>からお金を生み出す新戦略』クリス・アンダーソン著


クリス・アンダーソンの『FREE』を読みました。彼はあの『ロングテール』の著者でもあります。そして何と言っても雑誌『ワイアード』の編集長です。
経歴もなかなか面白くて、物理学の学位をとった後にバークレーで科学ジャーナリズムを学んでいるんですよね。

巻末の小林弘人さんの解説がとてもわかりやすかったので、本書の核と思われる部分のみを引用します。

「競争市場では、価格は限界費用まで落ちる」そして、「テクノロジー(除法処理能力、記憶容量、通信帯域幅)の限界費用は年々ゼロに近づいている」それに加えて、アイディアからつくられるデジタル商材の開発コストも過激なまでに下がっている。多くのアイディア商材の価格は引力の法則ならぬ、フリーの万有引力に引っ張られ、それについては抵抗するよりも、むしろ活かす方法を模索せよ、ということだ。
ページ数も350p近くあり、一日ではなかなか読み終えられないのですが、読み応えはとてもあります。
なんといってもアンダーソンの機知深さ、頭の回転が尋常じゃないくらい速いことが字面から伝わっています。知識も広範に渡っていて、それを系統立ててうまく繋ぎ合わせています。知識を溜め込むのではなく、体系的に有機的にフレーム化して、状況に応じ的確に取り出して使えることが重要だと改めて気づかせてくれます。

アンダーソンは、フリーを説明するのに、行動経済学、心理学、マズローの欲求段階説、フリーの歴史から潤沢さまで、ありとあらゆる分野のアイディアを動員する。それに加えて、新しいフリーの経済圏をいちはやく体現しているモデルとして中国、ブラジルについて語り、あるいはSF小説もとりあげ、はてはフリーに対する反論にひとつずつ応えていくなど、本書はかなりのめまぐるしさだ。 
僕はやっぱりインターディシプリナリーに多角的に語れる人に惹かれるんですよね。





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