Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
ラベル コンサル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル コンサル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2012年3月5日月曜日

読書『思考のボトルネックを解除しよう!』石川和幸著


久々にコンサル系の方が書いたハウツー本を読みました。
成果=(1)情報+(2)手法+(3)技能+(4)選択+(5)活力
これらの要素をバランスよく、効率的にあげていく。


すべての要素は掛け算的にレバレッジが効くので、ボトルネックを削ぎとりつつ、強みへと変換していく。
生産性を最大化するためには、より少ないインプットでアウトプットを最大化することです。 
じゃあ、具体的にどうするのか。

フレームワーク思考、ロジカルシンキング、マッピング、ロジカルツリー、マインドマップ、エフェメラライゼーション、フェルミ推定、MECE、パレート法則などなど
外資系コンサルタントとして培ってきたバラエティ豊かな思考メソッドを惜しげもなくふんだんに詰め込まれています。
それぞれの項目も深入りして、詳述することなく、わかりやすい例示とともに説明されています。

その中のひとつがECRS。
これは非付加価値時間をいかに付加価値時間にシフトさせるかを試みたメソッドです。

  • Eliminate(なくせないか)
  • Combine(いっしょにできないか)
  • Re-order(順番を変えられないか)
  • Simplify(単純化できないか)

筆者の石川和幸さんの思考の柔軟さというか価値観というかが垣間見えたところとして、本書の中核でフォードの至言を紹介していたことです。
「すべてを知る必要はない」

そのとおり。何を知るのか。どう知るのか。どうして知りたいのか。



大学生ブログ選手権

2012年2月13日月曜日

読書『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史著



東大法学部弁論部→東大院助手→マッキンゼーという鬼のようなキャリアを経て、京大で「起業論」を教えていらっしゃる瀧本哲史さんの著書『僕は君たちに武器を配りたい』を読みました。
この前、豊洲のららぽーとに行った時に紀伊国屋で買いました。

内容は京大の講義を本にしたものだそうで、数々の事例を横断的に検討しながら、真の資本主義社会の中でいかに行動し、いかに決断を下していくべきなのかを考えていく本です。
主な対象読者としては、就活生や新社会人たちといったところだと思います。

今月読んだ本の中では間違いなくベスト3に入るくらい面白かったです。
刺激的な言葉がずらっと並んでいて、単純に啓発されたような気がします。

イノベーションは「技術革新」ではなく「新結合」、つまり既存のものの組み合わせでしかないのだと。これはアイディア創発そのものですよね。
突飛なゼロからのアイディアなんて、ほぼなくて、いかに独創的な「組み合わせ」ができるのか。

いやはや、面白かった。



大学生ブログ選手権