Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2015年5月4日月曜日

読書『二十歳のころ』(Ⅰ・Ⅱ)立花隆+東京大学教養学部立花隆ゼミ編

二十歳のころ〈1〉1937‐1958―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫) 二十歳のころ〈2〉1960‐2001―立花ゼミ『調べて書く』共同製作 (新潮文庫)

大好きな本ですね。できれば中三〜高校生の方々に読んでいただきたい。ジャンルにとらわれない、有名無名さまざまなインタビュイーを東大生が取材していく。ぼくは元来自伝とかバイオグラフィー、人の半生に触れるのが大好きです。なにより自分自身を「相対化」することができるんですよね、他者のレンズを通すことで。あとは違う時代を生き抜いた人々の証言には、時代の臭いがプンプンする。この本で特に熱情を持って語られるのは全共闘時代ですよね。気になった人に関しては、今なにをしているのか、著作はあるのか、都度調べたりしたのですが、当然亡くなられている方も少なからずいて、「さあ、どうやって生きていこうか」と自己反省的に読書を進めたのでした。

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