Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2012年6月23日土曜日

藤原帰一先生講演「内政優位の政治と国際関係」聞きに行きました


主題は「内政優位の政治と国際関係」について。
2012年は安保理常任理事国でいうと、イギリス以外の四カ国で選挙があるということで(日本は不確かですが)今年はエレクション・イヤーな訳です。

アジェンダ

幾つか気になった点だけ、備忘録的に列挙しておきます。

カントが『永遠平和のために』で平和実現の条件として共和制を挙げていることは周知のところなんですが、その共和制には君主の存在を認めているということです。
つまるところの立憲君主制ということです。
関連して、外交官を目指す人のバイブルともされる『外交』の著者ハロルド・ニコルソンは世論は外交にとっての害悪であり、ポピュリズムに陥りやすい旨を述べていますが、彼は民主主義それ自体は否定していないということは重要な点です。
伝統的外交+デモクラシーが彼の理想形だったわけで、カントにしろニコルソンにしろ決して極論を言っているわけではないことは理解しておかなくてはと思いました。

あとは文民が必ずしも戦争を忌避するとは限らないことです。
文民統制が逆立ちし、文民が戦争を主導することがある。イラク戦争はその最たる例。

外交と世論の関係については多くの見解がありますが、中でもミルの言葉は時勢によらない普遍性があると思います。帰一先生が講演の最後に紹介していました。

「世論がどこまで国際関係に成熟した議論を持てるのか」


講演の最後に著書にサインを頂きました。
勉学精進します。





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