Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2012年5月26日土曜日

「命」という牢獄のなかで


Huluで観てた「プリズンブレイク」やっと全シーズン観終わりました。

大学受験の時にシーズン2まで観て、それ以来になっていたので。

心理学的視点から観てみると、なかなか面白い。
人間の葛藤とか「裏切り」「信頼」の交錯。

いくつも印象に残ってるシーンとかセリフががあるんですけど、個人的にはシーノートマイケルにフォックスリバーで言ったこのセリフがツボでした。
"Now, you think you can play me, snowflake? 'Cause you got college? Big school learnin', huh. Well let me school you. Darwin wins inside these walls. Not Einstein. Darwin"
あとは、リンカーンが最後の晩餐にブルーベリーパンケーキを選ぶシーン。


にしてもマイケルの頭脳明晰ぶり、冷静沈着ぶりはもはや異常。
LOSTのジャックとタッグ組んだら、余裕でどこでもサバイブできるんじゃないかな。

なんだかこーゆーシリーズものを観ている時って、かなり主人公とかに感情移入していたりするから、日常生活にも影響がでます。
どーでもいいことなのに徹底的に論理的に考えて、何が最善の策なのか、どの順にこなすことが最も効率性を生かせるのかとか、考えちゃいます。笑
そして街で警官に出くわすと、無意味にビビリます。笑

好きなキャラクターはいっぱいいるんですけど、なかでもアブルッチにはもっと長く出演してもらいたかった。


個人的にプリズンブレイクの世界観とマッチしていたので、よく聴いていた音楽としてLinkin Parkの"Shadow of the Day"があります。



I close both locks below the window
I close both blinds and turn away
Sometimes solutions aren't so simple
Sometimes good bye's the only way
And the sun will set for you
The sun will set for you
And the shadow of the day
Will embrace the world in grey
And the sun will set for you.


あんまり詳細に書くとネタバレになってしまうので、書けないのですが、ラストでマイケルが当たり前のこと、でも忘れやすこと、目をそらしやすいことを教えてくれました。
僕らはみんな「命」のプリズンの中にいて、誰一人としてそれをブレイクすることなんかできない。
だから彼はその生命をかけてまで、フォックスリバー刑務所に潜入し、脱獄を試みたんじゃないかと。



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