『舟を編む』以来だったか、三浦しをん先生の本を読む。
恋愛もののアンソロジー。
きっとど直球の恋愛ものは受け付けないのだけど、そこはさすが三浦先生。
広い読者に読ませる捻りのあるプロットは物語の書き手にとっては大いに勉強になるのではないか。
個人的には「森を歩く」が一番ツボでした。
彼氏の素性を特に気にとめることもなく1年以上も過ごして、ドラッグディーラーかと思いきや、実はプラント・ハンターだったりする。
悲しいわけでも、ハッピーエンディングでも、なんとなくふんわりとした終わり方が新しくて良かった。
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