Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer
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2014年8月7日木曜日

あらゆるところで散逸/滲透する「イノベーションのジレンマ」について―「SPEC〜結〜」『漸ノ篇』&『爻ノ篇』を観て


テレビドラマシリーズからみてきた「SPEC」完結編の劇場版をようやくDVDで鑑賞。
一言でいうと、「残念」の一言。
そもそも前回の劇場版「〜天〜」からして、怪しい雲行きが漂っていて...。
これはドラマだったり、映画だったりの宿命のような気もしなくもないですが。
映画も人気が出れば続編がでるし、ドラマも同様に(とくにアメリカドラマは)シーズンが延々と続いていき、冗長になっていく。(『LOST』『プリズン・ブレイク』)
『LOST』は途中から島を出てしまってるし、『プリズン・ブレイク』も途中からプリズン(牢獄)関係なくなってるし...。
いずれにせよ、こういったドラマが袋小路に入ったサインとして、回想シーンが増えてくると要注意です。

「SPEC」に関しては、途中から明らかに製作陣が巨大になっていったのがうかがい知れるし、ステークホルダーが肥大化していった。
故に作品の初期に尖っていたエッジがどんどん削られていき、作品の目指す先もどんどん広漠になっていき、最後なんかはガイア理論、「シンプルプラン」なにやら、訳がわからなくなっていき、最後も結局収束できずじまいだったような...。

これってなんだか、飛ぶ鳥も落とす勢いで成長していくベンチャーが、ミドル、メガ、そして普通の大企業へ階段を歩んでいくステップに似てるな〜という感慨。
従業員が増えていき、株式公開してステークホルダーが一気に増大すると、桎梏まみれになって、自由に身動きできなくなっていき、ビジョンの共有も困難になっていく。
まさしく「イノベーションのジレンマ」のような...。

2014年6月23日月曜日

ワールドカップの裏で社会人野球「ルーズヴェルト・ゲーム」を粛々と


半沢直樹」が空前のブームを巻き起こし、同じ製作陣が同じ池井戸潤作品で、満を持してつくり出した次のドラマが社会人野球と企業再編を題材にした「ルーズヴェルト・ゲーム」。

巷はワールドカップ一色ですが、今作で描かれるのは青島製作所という潰れかけの中小メーカーの野球部が廃部寸前に追い込まれながらも、逆転に逆転を重ねていくというもの。
物語は野球部の話と会社の経営再建の話が同時進行していく。

そもそもタイトルにもなっているルーズヴェルト・ゲームの意味とは、
「点を取られたら取り返し、8対7で決着する試合」を意味し、野球を愛した第32代アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトが1937年1月に、ニューヨーク・タイムズの記者に宛てた、野球記者協会から招待されたディナーを欠席することを詫びた手紙の末尾に記された「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」という言葉に由来する。(Wikipediaより)
「やられたら、やりかえす」というのは「半沢直樹」から通底するテーマで、なにが違うかといえば、当事者たちの規模感というかプレイヤーの違い。
半沢では銀行間のバトルが描かれたわけですが、今作では大中小のメーカー間の争い。銀行も融資絡みで少し関係しますが。
そこに野球部というサブ要素が絡まり、メインのストーリーと交叉しながら、「逆転につぐ逆転」が描写されていく。

TBSのドラマ製作陣はおそらく演出の福澤克雄さんはじめ、キャストにかなりこだわっているのがうかがえます。
脇役ながら目立っていたマキタスポーツさんなど、存在感が強い役者陣のなかでぼくが個人的にツボだったのは監督の大道を演じた手塚とおるさん。



一見監督には相応しくないのではないという出で立ちながら、セイバーメトリクスのような統計データでチームの変革を成し遂げていく。
いわゆる熱血系監督とは違うという意味で、手塚さんが適役だったのが後から分かります。

あとは青島製作所の専務・笹井を演じた江口洋介さん。
生え抜きで社長候補の筆頭と言われながら、外部から来たコンサルタントの細川に社長の椅子を奪われ、内心に憤怒の念がちらつく。
水面下ではそりが合わず、腹心にクーデターをおかしそうな危うさを持っていそうなのだけれど、どこかで忠誠心というか、細川と同じベクトルを向いているという微妙な境遇をうまく演じられているように思えました。さすがです。

最後はぜんぜん関係ない動画でしめます。
奥さんの森高千里さんとギグしている貴重と思われる一幕。



【前回のドラマの話題】⇒木村拓哉主演『宮本武蔵』

ワールドカップという華やかな舞台の裏で、衰退が叫ばれている野球というスポーツの中の、さらに檜舞台からは遠い社会人野球。
なんとなく(関係ないですが)マクルーハンのこんな言葉を思い出しました。
(サッカーとは?)やがて野球の座を奪うスポーツ。無位置的、分散的、団体的で―つまり、電子時代の本質を備えているから。
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2014年3月17日月曜日

木村拓哉主演『宮本武蔵』


テレ朝開局55周年スペシャルドラマ、二夜連続『宮本武蔵』をみました。
宮本武蔵をキムタク、佐々木小次郎を沢村一樹、吉岡清十郎を松田翔太、沢庵を香川照之など豪華なキャスト。
個人的に気に入ったのは夏帆が演じた朱実と、福くんが演じた伊織。

内容としては吉川英治原作よりも、『バガボンド』のようでした。(もちろん小次郎は聾啞などではないのですが)

「生殺与奪」人を斬り殺め、功名をあげ、士官になるため「天下無双」へと邁進する武蔵。
ターニングポイントがいくつかある。
まずはたけ蔵から「宮本武蔵」へと沢庵から名を授かるところ。
そして、妙秀尼に剣の意味を問われてから、自問自答の末、一度は剣を置き、「農」自給自足の生活に入るところ。(『バガボンド』では今このへんが描かれてますね)

今作ではここがユニークなのですが、
武蔵が自給自足する小屋の近くの村が賊の襲撃に遭う。
ここで小次郎と武蔵が背中を合わせながら、共に討伐する。

功名をあげるために剣を取るのではなく、大切なものを守るために剣をとるでもなく、「限界のその先に何があるのか」それを知るため船島へと向かう武蔵。

武士の一分』も観てみようかな、と。

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2013年12月19日木曜日

『リーガルハイ』と『スペック』にみる法の脆弱性


昨日で『リーガルハイ』のシーズン2も幕切れ。
言うまでもなくシーズン1とのもっとも大きな違いは、メインストーリーとして小雪演じる安藤貴和の"死刑"をめぐる裁判が進行していきながら、エピソード毎のサブストーリーも進行していくという二重構造。
そして昨日の最終回ではいよいよ安藤貴和の裁判に決着が。
岡田将生演じるラブ&ピースが信条の善良な弁護士・羽生晴樹が1話からじつは狡猾に種をまき続けてきていたことが明らかに。
最終回前にはこんなツイートもしていたのですが、 ラストも期待を裏切りませんでした。
羽生が安藤貴和の情状酌量を主張するに至るや、民意も三度反転していく。
このあたり、ウェーバーのカリスマ論などを想起せざるを得なかったわけですが。

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リーガルハイの主題としてあるのは、「法」とどのように対峙していくか、というものがあります。
一番わかり易い設定としては、古美門がただ裁判に勝ち、報酬を得ることだけを追求するのに対し、新垣結衣演じる新米弁護士・黛真知子はあくまでも「真実の解明」を追い求める。シーズン2からは、正義の権化のような羽生が加わり、「法」の脆弱性が次第に明らかにされていく。

真実が二転三転を繰り返し、正義も不正義とコインの裏と表かのように入れ替わっていく。



中身も主題も異なる『スペック』シリーズですが、このドラマでも「法」の不完全性が露見されていきます。

『スペック』では超人的な能力を持った人たちを"スペック・ホルダー"と呼び、その集団とそれを追いかける警視庁公安部公安第五課、通称「未詳」がバトルを繰り広げていくわけですが、法治国家のルールに則っていては歯がまったく立たないということで、超法規的な手段で対抗していきます。

まったく違う主旨のドラマですが、いかに「法」「真実」「正義」といったものが、不全であるか、主観に左右されるか、それを考えるキッカケを与えてくれるという点では一定の共通項が見出だせます。

2013年12月18日水曜日

ドラマ『クロコーチ』とテレビ業界に巣食ういくつかのタブー


もうかれこれ、1年くらいテレビ局でアルバイトさせてもらっています。
動画の簡単な編集、というよりはエンコード作業ですね。
加えて、不定期単発でAD業務のようなことや、番組制作の翻訳なんかも。

まあ、それはさておき
このTBS系ドラマ『クロコーチ』。
はじめから観ていたわけではなく、途中から観始めました。
というのも、テレビ業界の人に強く勧められたからです。

警察物のドラマは幾多もあれど、警察の闇に真正面から切り込んだドラマはかなり稀有といえます。
言うまでもなく、テレビ局と警察は密接な関係にあります。
報道においては、刑事事件の主な情報ソースは警察に依るところが大きいのです。
その意味で、テレビに限らず、マスコミ全般に言える話です。
これを敷衍すると、警察にかぎらず、検察など情報のソースはすぐさまタブーに反転していきます。
情報提供サイドに不利になるような伝え方をすれば、たちまち情報を遮断され、孤立無援に追い込まれる。
つねにテレビ局や新聞社は、こういった無言の圧力下に置かれているといえます。
このような背景を理解していれば、いかに『クロコーチ』が踏み込んだ内容のものであったかを推し量ることができます。

こういったマスコミに巣食うタブーを正面からつまびらかに扱った本として、『噂の真相』元副編集長の川端幹人氏が書いた新書『タブーの正体』があります。

タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書)タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由
川端 幹人

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実体験を織り交ぜながら、次から次へと暴露されるマスコミのタブーの構造。
一読してから、テレビをみると、まったく違った見方になります。(なんとなく、『グラゼニ』を読んでからプロ野球を観る感覚に近いです。景色が違ってみえるという意味で)

今著では、タブーの源泉を3つの軸に集約させて論じられていきます。それはすなわち、
暴力の恐怖―皇室、宗教タブー構造と同和タブーへの過剰反応
権力の恐怖―今も存在する政治家、官僚タブー
経済の恐怖―特定企業や芸能人がタブーとなるメカニズム

3億円事件の犯人とされる有名なモンタージュ写真。劇中では、偽物であることが強調される。


『クロコーチ』では、警察官がバシバシ殺人を犯していきます。
ドラマの主軸はある1つの仮説からなります。
「3億円事件の真犯人は警察内部にいる」そして警察はその事実を隠蔽し、当該事件をきっかけに"桜吹雪会"と呼ばれる機密組織がつくられ、盗まれた3億円を原資に警察官の福利厚生向上、殉職警官の保証金の計上、そこから話は膨らみ、その金を運用し、増大させ、マネーロンダリングに転用したり、クーデターを画策したり...(原作の漫画のストーリーを越えてドラマは描かれていきます)
そんなとこまで...と幾度と思いました。(いかせん『タブーの正体』を読んだ後でしたので)
じっさい聞いたところによると、TBSの方にもかなり外部圧力はかかっていたようです。

8〜9回放送あたりくらいだっと思うのですが、猪瀬知事の借用書問題に関連して、話題になっていた徳洲会。
このtogetterのまとめ「徳洲会はなんであんなにお金持ちなのか? そしてなぜ、医師会に嫌われるのか?は背筋が少し寒くなりましたが、桜吹雪会を同時に想起してしまいました。

長瀬くんは神奈川県警捜査二課の黒河内警部補を演じてます。劇中、何度も言う決めゼリフ『せいか〜い』が最高ですね。

とまあ、こういうテレビ業界vsタブーという構造的な見方をしても面白いし、純粋に『逃亡者』(これもTBSドラマ)のようにハラハラドキドキのドラマとしても楽しめます。
剛力彩芽は、まあ措くとして、僕は個人的に役者・長瀬智也が好きなので。
わりと僕世代はガッツリI.W.G.P世代なので、長瀬くん好きな人も多いと思います。

そんなわけで、今クールはドラマが粒ぞろいな気がしてます。

2013年10月15日火曜日

『モテキ』映画、ドラマ、マンガ全てをみて


おおくの人が映画をみたことと思います。
長澤まさみ、仲里依紗、麻生久美子、真木よう子という映画ならではの女優陣。
ドラマをみていなかった人も、話題につられるがままに見た人も多いと思います。
(僕は見終わってすぐに、サントラ『モテキ的音楽のススメ』を借りにTSUTAYAに駆け込みました)
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もともと久保ミツロウさん(実は女の人です)原作のマンガ全4巻が土台となって、大根仁監督がメガホンをとってドラマ化。
いい意味でテレ東っぽい映画で、演出も脚本も秀逸。
あくまで原作のストーリーラインにのっとりながらも、ドラマならではのアクセントが加わった仕上がり。いまHuluでみれます。

映画もドラマもすんごい楽しめるのは間違いないのですが、個人的にススメたいのがマンガ全4巻とは別冊の4.5巻。
モテキ(4.5) (イブニングKC)モテキ(4.5)
久保 ミツロウ

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前半部はいつかちゃんに特化した物語が収録されているのですが、後半はファンブックというか久保ミツロウさんの制作秘話のライナーノーツ的なものが収められています。
個人的に目からウロコの話が多かったのが、最後に入っている久保ミツロウさん、ドラマ監督の大根仁さん、そして映画・ドラマで主人公藤本幸世を演じた森山未來の県談。



大根仁監督と森山未來さんが今作以前から知り合いということもあって、キャスト演出を飲みながら二人であーだ、こーだ話し合っていたというのが面白かった。
あとは女神輿のアイディアはもともと電気グルーヴだったというのも、知らなかった。
久保さんが言及してた『宮本から、君へ』気になります。
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2013年10月10日木曜日

「リーガル・ハイ」シーズン2が始まりました


はじまりましたねー。
視聴率も好調だったようで、「半沢」の初回よりも良かったようです。(参考:堺雅人主演ドラマ初回視聴率21.2% 「半沢」の初回超え今期最高スタート

ぼく自身は昨晩は深夜までイベントの仕事が立て込んでおり、今朝も原稿の〆切に追われていたので、先程録画しておいたものをみました。

今回のシーズン2で鍵になりそうなのは、古美門事務所で実習を積み、検事として古美門陣営と対決した後、個人事務所NEXUSを立ち上げた岡田将生演じるイケメン弁護士・羽生春樹。
どうやら新垣結衣演じる黛真知子に好意を抱いているらしく、シーズン2では恋沙汰要素もありそう。
そして新事務所NEXUSはフジテレビ系ということもあって、小栗旬主演のドラマ「リッチマン、プアウーマン」の会社オフィスのを思い出させる雰囲気。
終盤には、新垣結衣が「倍返しだー!」と言いそうになって、寸止め。代わりに「やられたら、やり返す!」。
半沢」のような、決めゼリフとなるんでしょうか。

「真実」を暴くことに情熱を燃やす黛に対して、古美門がこのように諭します。
弁護士の仕事は、真実を明らかにすることではなく、クライアントの依頼に応えることである。
このセリフに「リーガルハイ」の全要素が詰め込まれているような気がしました。

  

【前シーズンについてのものなど】
リーガル・ドラマはなぜかくもこうおもしろいのか
「半沢直樹」が50%で幕を閉じ、「リーガル・ハイ」シーズン2がはじまります

2013年9月26日木曜日

「半沢直樹」が50%で幕を閉じ、「リーガル・ハイ」シーズン2がはじまります


「半沢直樹」最終回が視聴率50%近くを叩き出しながら、ひとまず幕を閉じました。
平成では最高の数字だそうです。
僕は原作を追っていなかったので、純粋にエンディングは知りませんでした。
まあコッチのパターンもあるかとは一応想定していましたが、映画や続編への導線の意味も含めて。

ただまあ、原作者の池井戸さんがこうおっしゃっているので。 

つんく♂さんのような感想を持つ方がいても、それはそれで良いと思います。 
いずれにしても、映画や続編はあるでしょうね。それはほぼ確実とみていいとおもいます。(参考:「「半沢直樹」続編に意欲 福沢克雄監督「頭取になるまで描きたい」」- ハフィントン・ポスト」

ここでちょっとネタをいくつか。



先日の100時間TVで生で、目の前で松村さんのモノマネを見たのですが、衝撃でした。
なにより松村さんのモノマネは長台詞を空で言えるところが凄い。

あとツイッターでバズってたものをいくつか。

とまあ、このへんにして。
「リーガル・ハイ」のシーズン2が間もなく始まるのは、見る側も制作側も朗報ですよね。
情報は随時、フェイスブック・ページで更新しているので、そちらを参照すれば良いと思います。

【参考】

「ハゲタカ」に胎動する資本主義のリズム


「人生の悲劇は2つしかない。金のない悲劇か、金のある悲劇だ」

このオープニングで始まるNHKドラマ「ハゲタカ」。

バブル後、不良債権に苛まれる日本経済。
ダブついた債権を抱え込み、倒産間近の企業を徹底的に買い叩いていく、外資系ヘッジファンド「ホライズン」。
若くして当ヘッジファンドの日本法人代表に就任した大森南朋演じる鷲津政彦。
そして実質的に、というより構造的に腐敗した経済体制の構築に加担していた融資銀行。
ドラマでは三葉銀行のエース、柴田恭兵演じるが、鷲津と絡み合う運命を共に物語は進行していく。

「半沢直樹」を観てから今作を観ると、大なり小なり今作の影響が「半沢」にも垣間見えます。
なによりもメインのキャラクターたちの行動の奥底にある、原体験に銀行の貸し渋りで追い込まれた身内の自殺がある。
銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す」という松下幸之助の言葉が銀行業の要諦を当意即妙に言い当てたように、資本主義社会において、銀行という巨大な経済主体が担う役割には常にパラドクスが付きまとう。

「資本の論理」と「人間の情」の相剋、この辺りのテーゼは両ドラマで共有されているイシューだと思います。
本来、人を助ける立場にありながらも、採算の見込めない工場は切り捨てる。
間接的な殺人を犯しているかのように。
この狭間にあって、鷲津は「資本の論理」の本筋を学ぶため、アメリカに渡ったのでした。

ハーバードMBAを経て、実際にヘッジファンドに勤めていた現ライフネットCEO岩瀬大輔さんのエッセイ『金融資本主義を超えて』を読むと、俗世間で語られるイメージとは異なったヘッジファンドへの理解が深まります。
金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記 (文春文庫)金融資本主義を超えて―僕のハーバードMBA留学記
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鷲津が買収を通して、行おうとしていた本当の意図も見えてきます。

ドラマ自体6話しかないので、サクッとみれます。
引き続き、劇場版も視聴してみようと思います。
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2013年9月16日月曜日

「半沢直樹」にまつわる毀誉褒貶


さきほど録画しておいた本日放送の第9回を観ました。
展開としてはいつも通り前半は窮地、絶体絶命、そして後半は怒涛の盛り返し。(いわゆる「倍返し」)

地下室に隠蔵していたとみられる「疎開資料」を金融庁の目から欺き、事無きを得た半沢に対し、渡真利が言った「魔法か?笑」良かったですねー。
「灯台下暗し」の二重化。

今月のはじめに書いた「自己啓発ドラマとしての「半沢直樹」」では触れなかったのですが、けっこう批判的というか冷めた感想も散見されます。
たとえば藤沢数希さんが「半沢直樹の何が面白いかわからない」という記事を書いていたり。(まあドラマなんて当該の分野で実際に仕事している人からしたら絵空事に映るのでしょうが)
その辺の事情を斟酌した上で、包括的かつ興味深かった記事がプレジデント・オンラインの「心理診断「半沢直樹」でスカッとする人はなぜ二流か?」。

でも思うんですが、みんなが「キャーキャー」一喜一憂している中、冷めたように斬り捨てるのはある意味で容易だし、ビューを集めることでしょう。
別に褒めちぎるのではもなく、disり倒すのでもなく、事実として驚異的な視聴率を叩き出していることを認め、なにがマスを焚きつける導火線となっているのか、その要因を探る方がよっぽど建設的だと思います。
そのためにはドラマの脚色性を糾弾するより、虚心坦懐に感動・共感する落とし所を敏感に感じ取ることが大切ではないのかということ。
群盲象を撫ず」とは言いますが、それを指摘した悦に浸るのではなく、そこから一歩思考のセンサーをもっと深部へと働かせ、その動因を沈思し、人間に(少なくとも"マス"に)宿る普遍性を探る方がよっぽど生産的かと思います。

たとえば視聴者は様々な職層の人がいるとは思いますが、どこかで大勢順応に反旗を翻し、サラリーマン=(雇われの身)でありながらも「矜持」を捨てないその姿に共感もしくは憧憬の念を感じているのではないでしょうか。

2013年9月15日日曜日

「リッチマン、プアウーマン」に埋め込まれたネット・ベンチャーの精髄


スキマ時間に「リッチマン、プアウーマン」の全ドラマ、SPの「in ニューヨーク」を観ました。
取り立てて好きな役者が出てるわけではないのですが、あえて言えば『ピンポン』で好演した井浦新は今作でも小栗旬演じる日向徹とのパートナーとして、かなり大事な役で出ています。
石原さとみといえば、CMでかなり見かけることが多いですね。(個人的には鏡月のCMがツボです)




このドラマをみていると随所にネットベンチャーの精髄が埋め込まれているというか、表象されている気がしました。
一番根っこのベースにはザッカーバーグがFacebookを興した『ソーシャル・ネットワーク』的なストーリーがあるとは思うのですが、とはいえ日本でもかなりの事例が蓄積されているので、それらもドラマに使えそうな上澄みはふんだんにつめ込まれてます。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
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自由闊達なベンチャーの風土と世間からの俗物扱いの描写の超克がうまくバランスよく描かれてたと思います。
オフィスのつくりもGoogleのように娯楽施設が併設されていたり、チームラボとかFreakOutのオフィスみたく、広々とかつ革新的なデザイン重視の内装。(参考:「株式会社フリークアウト に行ってきた!」)
美人社員が云々といったあたりはサイバーエージェントの匂いも。
藤田社長と日向徹では自身がコーディングをするか否かといった違いはありつつも、経営者としてベンチャーがぶち当たる壁の共通項はあると思うし、実際いくつか藤田社長が出している自伝からも参考としているような印象。
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この関連でいうと、去年か一昨年だったか学生時代にmy365というアプリをリリースしていた学生を単なる新卒社員としてではなく、上記のアプリを開発したチーム自体をCAの子会社化して、事実上社長として迎え入れるという奇策にでました。(参考:「My365開発の学生チームがサイバーエージェント子会社へ」)
「リッチマン、プアウーマン(以下R・P)」でも類似の出来事があります。
中野裕太演じる坂口は学生時代に大ヒットアプリを生み出すも、あとが続かず、自他共に認める"一発屋"的存在になっており、協調性もない彼は3ヶ月に一度訪れる契約更改で切られてしまう。
ところが横柄な態度の裏にある彼の実力を認めていた日向は彼に出資し、会社の社長になることの後ろ支えをする。(後に成功をおさめ、逆に日向がピンチに陥った際に助けを乞うことに)
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あとは当然、ウォルター・アイザックソンの『スティーブ・ジョブズⅠ』にも参考にしているとは思うのですが、具体的な事象は細かな差というか違いはあれど、ベンチャー独特の熱感とか波に乗る感じ、飲まれそうになる感じ、今読み終える所に差し掛かっているDeNAの元・社長南場智子さん初の自著『不格好経営』でもかなり濃密に描かれています。
不格好経営―チームDeNAの挑戦不格好経営―チームDeNAの挑戦
南場 智子

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基本的にドラマの中でスポットライトが当てられるNEXT INNOVATIONのプロダクトはパーソナル・ファイルという雑多な個人情報を一元的に管理するソフトウェアのみですが、ところどころに最先端のガジェットやらソフトウェアが表象されています。
イメージ的には前に『ここ最近気になったCM等―アルゴリズムとセレンディピティ』というエントリーで紹介したOglivyのビッグデータを活用したショッピングの事例。


通常放送終了後のSP「R・P in NY」でも引き続き「Personal File」の動向が会社の事業の中心にあります。
JIテックという大手との連携、オープンソース化への舵取り、既述の南場さんの本でも同じようなルートをDeNAも辿っています。

2013年9月9日月曜日

リーガル・ドラマはなぜかくもこうおもしろいのか


数あるジャンルの中でも訴訟もののドラマ、映画は大好物でついつい見てしまいます。
まあ現実の訴訟よりも脚色され、単純化されているのは否めないですが、だからこそ取っ付き易くのめり込みやすいのでしょう。
とはいえ『それでもボクはやってない』など、いつ自分の身に降りかかるかもしれない事案などは、一度自分を主人公に憑依させることで、擬似的に経験しておくことで、万が一痴漢事件に巻き込まれた時に正しい行動をできる蓋然性は高まりそうです。

べつに話題のテレビドラマや映画などのすべてを追って、時勢をの波から取り残されないようにしているわけではないですが、ある程度、今の世間の趨勢を把握しておくという意味ではそういったコンテンツをうまい具合につまみ食いするというのが僕のやり方です。
たしかに視聴率などの数値は数々の批判がつきまとうように絶対的な指標とは言いがたいものの、やはり相対的には参考になる値です。
視聴率が高いには高いなりの理由がある。他を出し抜きそれなりの数字の叩きだす背景にはバズ要因が必ず伏在している。それで一見してみようとなるわけです。
こういった数値を手がかかりにコンテンツを漁るのも一手法ですが、映画・ドラマ等に限らず、読書でも舞台でもなんでも、その界の自分の嗜好に合ったキュレーターを幾人かフォローしておくのが一番スマートなやり方な気がします。
自分で全方位をフォローするのはいかせん能率が悪いし、必ず"こぼれ"が出てしまう。
RSSリーダー、GunosyAntennaのような感覚を、インフルエンサーに付与する、というより見出す。


という前置きを説明した上で、あくまで世俗的なバラエティやドラマ方面のアンテナ感度がかなり高いのが南海キャンディーズの山ちゃん。
彼がアイドル業界に深い造詣を持っているのは周知ですが、それに限らずジャンルを問わないバラエティ、ドラマ類にも広いアンテナを張り巡らし、面白いと思ったものをすぐにメディアで発言しているので、僕もたまに参考にしてます。
リーガル・ハイ』はラジオで山ちゃんが推していたもので、むしろ『半沢直樹』以上に役者・堺雅人が全面に出ているとオススメしていたので、僕も3日くらいでSPも含めた通常放送を見てしまいました。

『リーガル・ハイ』を観ていて思うのは、弁が立つものが正義というか、周りの群衆を飲み込んでいくということ。時代は常にそうあり続けたのではないかということ。
最近でいえば、大阪市長の橋下徹さん、自民党の小泉進次郎さん。雄弁な語り口の人の周りには人が集まってくる。

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このドラマで主人公・古美門研介を演じる堺雅人も人格は最低でありながらも、マシンガンのように繰り出す理路整然かつ根拠に基づく弁証は見事というほかない。
そして度々、諜報員を雇い法律すれすれの工作活動をしたり、巧みにお金を使ったり、「法」や「裁判」が腹蔵する脆弱性を逆手にとり、無敗神話を築き上げていく。
その法律事務所に新人弁護士として入るのが新垣結衣演じる黛真知子。彼女は生来の真面目な女性で、無垢な正義心の塊、本当の「真理」の探求のため、あえて古美門事務所の門を叩く。
と、まあこのドラマの内容をつらつら述べてても仕方ないのですが、キャッチコピーで「愛も、法も、嘘がすき。」と掲げられているように、古美門に言わせれば、正義に基づく真理などあり得ないということ。


なにも日本だけに特有の問題なのではなく、とくにアメリカではより深刻にそういった脆弱性が表出しているといっていいと思います。
このドラマでもお金を持つものが弱者を握りつぶそうとする描写は幾度となく出てきますが、アメリカでもこの問題は根深く、大企業を相手にしたとき、個人が戦える素地はほぼないのが現状となっています。この辺の話はやはり堤未果さんの『(株)貧困大国アメリカ』に譲ります。

パスカル

力=資本(金)の論理の前に、司法も民主主義も無力ということでしょうか。
怜悧な炯眼に満ちた随想録『パンセ』でパスカルは以下の様なことを述べています。
「正義。力。正しい者に従うのは、正しいことであり、最も強い者に従うのは必然のことである。力のない正義は無力であり、正義のない力は圧制的であるこのようにして人は、正しい者を強くできなかったので、強い者を正しいとしたのである」
身震いします。

『リーガル・ハイ』ではあらゆる争点領域で古美門研介が顔を出し、見事に勝利を収めていきますが、じっさいの弁護士稼業としては、あり得ないことではないかと思います。
普通は得意とする領野が決まっているのが定石ではないかと。
たとえば第9〜10話にかけては村人たちが団結して、環境問題を理由として大企業を訴える訴訟を起こすのですが、これはジュリア・ロバーツ主演の実話に基づく映画『エリン・ブロコビッチ』で描かれていたような内容に近いです。

検察側の視点のドラマの筆頭ではやはりキムタク主演の『HERO』ですかね。
古典としては、僕も大学時代の英語の授業の教材で観た『十二人の怒れる男』が有名どころでしょうか。

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2013年9月3日火曜日

自己啓発ドラマとしての「半沢直樹」


いやー、「半沢直樹」面白いです。
苦戦が続くTBSですが、「半沢直樹」はまさに絶好調で、今日のニュースでも先週分の放送が視聴率30%越えだったごとが話題となっていました。
原作は池井戸潤さん(@JunIkeido)の『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』ですが、単純にタイトルからだけ推察すると『ロスジェネの逆襲』が一番しっくり来るような気もします。
Amazonでも電子書籍化されてからトップページでゴリ押しされてました。

このまま順調に伸びれば最終回で視聴率40%越えもあるのではないかと囁かれていますが、当初はここまでの人気になるとは誰も予想できなかったのではないでしょうか。

人気の原因はいろいろあると思いますが、まずは一見地味なキャストですが、かなり周到に綿密に練られた顔ぶれ。
まず主演は堺雅人。ここにぶつける敵役の本丸が常務を演じる香川照之。(このタッグは映画『鍵泥棒のメソッド』以来。さっきTSUTAYAで借りてきました)
香川さんは本当に鉄板で、今回のドラマの役どころも映画『カイジ』で演じた利根川さながらの狡猾さと慈悲のなさ。まるで同一キャラクターのよう。


冒頭でロスジェネの逆襲』の逆襲がタイトル的にはもっともドラマの内容を反映しているのではないかという感想を書きました。このエントリーではこの点についてだけ、少し掘り下げてみようと思います。

このドラマ自体、小中高生、老若男女すべてのカテゴリーが楽しめるといった類のものではなく、職業や経歴によっても見方は変わってくると思います。(たとえば今日、藤沢数希さん(@kazu_fujisawa)の「半沢直樹の何が面白いかわからない」という記事を見かけました)
真っ当な意見だと思います。第一ドラマなんてそんなもんです。
だいたいにおいてその道の専門家からみれば絵空事であったり、大袈裟であったり、見るに堪えないものなのはある面でしょうがないと思います。(医療ものなんて大体そうじゃないでしょうか。そういえば『町医者ジャンボ!!』は放送開始当初、視聴率低迷だったものの、主演のMAKIDAIさんの大根役者っぷりが話題となり持ち直しているとの記事がありました。こういう棚ボタは現代ならでは)
そういう意味で銀行の内部にまったくの門外漢である自分は"あくまでドラマ"として大いに楽しんでいます。

一番、強烈にメッセージを受け取り食い入るように観ている世代はやはりロスジェネ世代なのではないかと。
閉塞した時代環境の中で書店では平積みされた「自己啓発」「スピリチュアル」本関連が飛ぶように売れるというのはよく聞く話で、アカデミズムでも牧野智和さんが『自己啓発の時代』という本を著しています。
先が見えない霧の中で、常に行動指針を求めてしまう。
この視点から「半沢直樹」を見ると、主人公の半沢直樹はまさにロスジェネ世代の閉塞感を打ち破るような希望のロールモデルのように映ります。



バブル時代の悪習や負の遺産が跋扈する「弱肉強食の出世競争」の中に自らの意志で飛び込みます。(その裏には幼少時代の決意があります)
融資した5億円の不渡りで生じた焦げ付きの全責任を支店長に押し付けられ、出向(バンカーにとっては"死の宣告")のギリギリの淵で格闘します。
揺るぎない信念だけが彼を前進させる原動力です。
多くの人が絡め取られてしまうであろう(一見個人ではどうにも打開できそうにない)組織の論理に果敢に立ち向かっていきます。

その中で一番、彼の武器たりえたのは先述の「信念」であることは間違いないと思います。それは父の自殺に結びつく「原体験」から紡ぎだされる自身が生きていることの意味。
もちろん独善的に遮二無二に自分一人でどうにかなる規模の相手ではなく、仲間の助けを必要とします。持ちうる人的リソースをソリューションのためにフル活用していくのです。たとえば上戸彩演じる妻の花。
常に夫思いで精神的支えであることを彼女自身自覚していて、なおかつ真の強い性格で決定的なピンチを何度か救います。
彼にとって大きいのは職場に敵が少ないこと。支店長ならびに副店長は支店で唯一と言っていい敵で、その他の部下、同期は心強い味方として常に全力で彼をバックアップします。とくに僕的にドツボなのはミッチーこと及川光博さん演じる渡真利。スマートでいて、どこかひょうきんな仲間思いのかけがえのない同期。統合失調症で苦しみ合いながらも、お互いに切磋琢磨しあう近藤。


半沢が頭の切れて行動力のある敏腕行員であることは疑いの余地はないですが、こういった仲間の存在がなければ問題解決なんてあり得なかったでしょう。
その裏には彼の圧倒的な人間力、言い換えれば「人望=信頼」が間違いなく伏在しています。(木村敏さんの『関係としての自己』読み返してみたくなりました)
邪悪な宿敵には眼光鋭く、牙を剥き、罵りますが、妻といるとき、仲間と談笑するとき、ふとした瞬間にみえるこれ以上ない優しい微笑みは視聴者の心をぐっと掴む最大の要因だと思います。これは半沢のキャラクターというよりも俳優・堺雅人に拠るところが大きいとは思いますが。(顔をほころばせて笑顔が出たとき『ツレがうつになりまして』堺さん演じる"ツレ"をどうしても想起してしまうのです)

いやー、日曜の第8回が非常にたのしみではありますが、ぼくは原作を買って読むよりも、堺雅人さんのドラマですこぶる評判の良い『リーガル・ハイ』をその間に観ておこうと思います。

2012年4月30日月曜日

iPadでHuluが快適すぐる


べつにステマじゃありません。

ここ数日くらい風邪でダウンしていたため、バイトもできずにベッドで寝込みながらひたすらYoutubeサーフィン・HuluLetMeWatchThisに勤しんでいました。


高3の受験期の夏、ひたすらプリズンブレイクを朝まで見続けていた日々。
完全なる昼夜逆転です。
先が気になりすぎて「眠気」など二の次でした。
ひっさびさに(もう3年振りくらいになるのか)プリズンブレイクを見返してみたら、これがまた面白くて、ほぼ1日でシーズン1を一気に観てしまいました。
まあシーズン1が個人的に一番面白いんですが。(他のドラマの例外にもれず)

Huluが4/12から月額980円に値下げしたということもあって(あまり効果は現れていないようですが)、もっと敷居が下がったんじゃないかと思います。
なんかコレってアプリ購買と同じ構造ですよね。
でも冷静に考えたら、TSUTAYAで何枚か借りたらすぐに1000円オーバーしますからね、普通にお得だと思います。(ステマじゃないですw)

アメリカにいた時も、Huluはかなりヘビーに使わせてもらってました。(無料でコンテンツ観れたので)
ただ、これだけ無料で映画・ドラマ・音楽がネットに氾濫してるとなると、更にというかほとんどすべての領域を網羅するような圧倒的コンテンツ量がないと、あんまりアピーリングじゃないのかな。
それでもHuluの強みは画質とか、ローディングのサクサク感とか、マルチディバイス対応(PC、iPad、iPhone)とか結構あって、個人的にはこのiPadで観れるのが一番アツいです。
しかもどの機器から視聴していたとしても、「続き」から見れるわけです。
しかもチャプターごとじゃなくて、正確な終了時点の秒数から。
これはなかなか良い。それこそiCloudの概念に近い。


こんな感じで天井に掲げながら、リラックスした状態でみれるのは心地良い。
電子書籍と同じです。
自分の姿勢に合わせて変えられるので快適です。

そんなこんなで、こんなガジェットまで欲しくなってきました。


iPadのアームホルダーです。グネグネ曲がるので、自分の好きな所定の位置に固定できる優れもの。「こんなものいらねー」と、まあ普通思うんですが、かなりヘビーにiPadをビデオ視聴ディバイスとして使うなら個人的にはアリだと思います。



NetflixSpotify等、便利なサービスは順次日本でも利用可能になってほしいものです。



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