#⑤続編
割れるような稲妻の轟。こんなに雷を肌に感じたのは、生まれて初めてのことだ。"振動"を体に感じる。
悪い虫の知らせなのか?情報がまったく入らないなかで、北朝鮮の核ミサイルが脳裏によぎる。(というのも、日本を経つ寸前、取りざたされていたのだ)
インドの天気も変化が激しい。ゲリラ的に雨が降り注ぐことも珍しくない。タイやカンボジアほどではないが。
朝を迎える頃には、天気も回復した。
この辺りに棲息する鳥の種類も大方分かってきた。
高校時代オハイオの高校に留学していたとき、'Environmental Science'というクラスの中間テストで50種類くらいの鳥を暗記させられたのを思い出す。
このクラスは1限だったので、毎朝クラスメートと共にバードウォッチングをしていた。
ここの瞑想施設では、誰も言葉を発しないために、チュンチュンと鳥が木の実をついばむ音が余計に耳に響く。
遅々としながらも充実した日々が過ぎていく中で、日本やアメリカで濁流のような毎日を過ごしているであろう友人たちのことを想う。
きっと、すべてを失って得るもの、すべてを投げ捨てて残るものがある。
どれだけ"断捨離"マインドを持っていても、肌身に離せないものがある。
〜〜〜〜〜〜続きは「note」で公開中。
【瞑想記一覧】
■出発する直前
■インドへ到着
② 悟性へと続く途
■いよいよ修行開始
■修行の後半戦
■最終日
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