念願の『おおかみこども』みました。
どこまでもみずみずしい映画。
ありえないシチュエーションなのに入り込んでいけるように、細かい設定がなされてて、製作者の心配りを感じずにはいられなかった。
清く澄んだ心と心がぶつかり合って、だからこそ切なくて。
純粋で健気なオオカミ少女と少年。健気に優しく、でも力強く見守る母。
美しい大自然。
おそらくアマラとカマラのインスピレーションをうけているんでしょうね。
週末にでも『サマーウォーズ』みかえそうと思います。
もっとも偉大なのはメタファーの達人である。通常の言葉は既に知っていることしか伝えない。我々が新鮮な何かを得るとすれば、メタファーによってである『詩学』
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 (ヴェルヌが父親に宛てた手紙の一節)
「すなわち各国家は、それ自身の境界内で、その社会の一般意志のはたらきによって秩序を達成し、国家相互間の関係においては、接触を最小化することによって秩序を達成する世界である」
私法および私的利福の領域、家族および市民社会の領域に対して、国家は一面では外的必然性であり、それらの領域より高次の力であって、その本性にそれらの領域の利害と同様に法律も従属させられ、依存させられる。しかし、他面では、国家は、それらの領域の内在的目的であり、国家はその強さを、普遍的な究極目的と諸個人の特殊的利害との統一において、すなわち諸個人が諸々の権利をもつかぎり、同時に国家に対する諸々の義務をもつという点においてもつのである。『法の哲学』
ヘーゲル「即時的かつ対自的な国家は人倫敵全体である。<中略>国家が存在することは、世界における神の歩みにとって必須の事柄なのだ」『法の哲学』