Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2013年3月16日土曜日

読書『君にはもうそんなことをしている時間は残されていない』千田琢哉著


ひさびさに自己啓発本的なものを読みました。
この本のタイトルから推察すると、こうやって書評を書いている今さえ、命の砂時計は砂をすり減らしていっているということでしょうか。

時間というのは、誰にとっても命の断片だ。
人はこの世に生まれてから、誰もが時計の秒針と共に死に向かって生きている。
そして唯一、時間だけは全人類に平等に与えられている。
ビル・ゲイツもウォーレン・バフェットも孫正義も君も私も平等に、1日24時間与えられている。
という冒頭からはじまり、「君にはそんなことをしている時間は①1秒もない②1分もない③1時間もない④1日もない⑤1月もない⑥1年もないというように、章ごとにスパンが伸びていき、合計70の時間にまつわるルールが紹介されています。
30分くらいでサラッと読めます。

自己啓発本を読み終えるたびに、ちょっとした後悔を感じてしまいます。
いつ頃からか。
おそらく高校生の時や、大学入学したての頃は、貪るようにこの手の本も読んでいたし、部分的に感銘を受けていたりしたと思うのですが、ある時からまったく響かなくなって、啓発本から遠ざかり、専門書や実用書を中心に読むようになりました。

ときたま、今回みたいにタイトルにそそられて購入することもありますが、その度、上記のようなことを思うんです。

この本が伝えたいことは、1つだけ。"Time is not money but life"

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