「だれが見ているかわからない、と同時にだれかが見てくれているかもしれない」
Webには二面性があるのは周知の通りです。
ぼくはその後者の方に特に無限の可能性を感じるし、それに期待を付託していつもオープン性を意識しています。
単純にこれほど素晴らしいことはないのではないかと思うくらいにインターネットというものは革新的で夢のようなツールです。
改めて説明する必要もないですが、いつでもどこにいてもインターネットを通じて普段、出会えるはずのない人々に接続できるのです。
その可能性を拡張化したツイッターが登場したときには、大いに感激しました。
孫さんのツイッタープロフィールにも同様の事が書いてあります。
Twitterで多くの皆さんと時空を超えて、心の繋がりが広がっていく事に感動しています。初めてInternetに出会った時以来の感動です。世界が平和でより多くの人々が、幸福になれる事を心から願っています。
素晴らしい側面が多いインターネット、その反面こわい部分も少なからずあります。
ぼくはよくその点を重ね重ね注意されます。
ぼく自身もその点については重々承知のつもりです。
一般的な情報リテラシーに加え、自分なりの軸に基づく価値観で常に線引きはしなくてはなりません。
どこからどこまでがOKで、どこからOUTなのか。
厳然たる価値判断が必要となります。
機密の漏洩、個人情報の流布、悪辣な誹謗中傷。
いわゆるタブーはどんなことがあっても公開されるべきではありません。
仮に間違いを犯したならば、それ相応の懲戒はうけてしかるべきだと思いますし、そこから学び、線引きを明確にしていくこともあるでしょう。
ただ必要以上にクローズドになることにぼくは一種の危機感というか、勿体なさを覚えるのです。
父はよく言います「努力はしなさい。影であろうと日の下であろうと。続けていれば、誰かが見てくれているから」
それはそうだと思います。
ただ、オープンに(当て付けがましくではなく、ナチュラルに)できるところはこちらから積極的にオープンにするべきだと思います。
覆い被せる必要のないところに、ベールを被せて機会がスルスルと逃げてしまっているのではないかと思ってしまいます。
ぼくの好きなコトバに
"The world will find you after all"というコトバがあります。直訳すれば「世界がやがて君を見つけ出す」
体にさえ刻み込みました。
待っているだけでは、本当に誰かが見つけてくれるんでしょうか。
そのことをいつも顧慮せずにはいられません。
こちら側から声高に自分の存在を叫び続けて、だれかの耳に微かな音が届くのではないか、風に運ばれて。
そのように思っています。
だから◯◯◯◯、と隠すこともしないし、自分の価値観に基づいて何事もまっ更なまま書くことにしているし、公表することも何の躊躇もありません。
それはあくまで自分に関わったことだけですが、他人事や組織のコンプライアンスはとうぜん遵守します。
ツイッターでもなんでも正直に書くし、鍵をかけることも、別のアカウントを作ることもしません。
「就活の時、見られるらしいよ。だから、気をつけた方がいいよ」
少なからず、何人かの人に警鈴を鳴らされました。
ぼくはそれでもいいと思っています。
それが本当の自分だし、それで評価されるならそれまでなのでしょう。
だから先日書いたブログも広告会社Hとはせずに、堂々と博報堂と書きました。
それで何人かの人に「大丈夫なの?」と心配されたりもしましたが、結果として嬉しい出来事がありました。
博報堂のi-メディア局長の勝野さんが、たまたま僕のブログを目にしてくれて、
「なかなか良いブログを書くね」
と褒めてくれました。それがきっかけで昨晩、ご飯を一緒にさせてもらいました。
その際も、現代の情報テクノロジーの素晴らしさについて語りました。
勝野さんが学生時代は携帯さえもなかった、掲示板にメッセージを書き残し、どうにか待ち合わせをしていた。
それに比べ、ツイッターでリプライ・DMをするだけで繋がり、場合によってはリアルで会えてしまう。
ぼくの場合は勝野さんがツイッターのリプで誘ってくれました。
そのとき、冒頭で書いたWebの可能性の恩恵を全身に浴びた感覚を覚えました。
このオープンなスタンスは常に持ち続けていきたいです。
インターンも順調に進行しています。
守秘義務があるので、内容については一切書くことができませんが
一つ言えることは
「強くなっていっている」ということです、明日もインターンがんばります。
納得。
返信削除同時に線引きはかなり重要。
たなしゅんじゃないけど、ああいうアホはいいとしても、一線越えるとインターネットは超絶不便な道具にもなり得るからある程度のプルーデンスはかなり必要だと思ってる。Twitterやるときは常にそれを考えてる。
おれもapplimの一見からもっと気をつけるようにはなった。
返信削除たなちゅんは...ちょっと救いようがないね...。
2012年から2013年にかけ、webはますますクローズドに向かっています。
返信削除なんとかこの流れを緩やかにしたいと思い、オープンなSNSであるhitoisを立ち上げたのですが、風前の灯。
大多数の人はクローズドが好きなようです。