Each day is a little life: every waking and rising a little birth, every fresh morning a little youth, every going to rest and sleep a little death. - Arthur Schopenhauer

2011年10月8日土曜日

胸の震え、もしくは言葉にできないコトバについて

This Is Us/ Keyshia Cole

ふとした瞬間に抑え切れないくらいに胸が震えることがある。
いままで内にためこんでいた気持ちや心の奥底に置いてあった思いが溢れ出して、せき止められなくなることが。
人生でも数えるほどしか起こらないかもしれないと思うと、これが最後なんだじゃないかと思うと息が詰まってしまうように苦しくて、でも愛しい、そんな感情が全身を行き巡る。

言葉にしようと思うと、遠ざかっていくように。
言葉にする必要なんて本当はないみたいに。

普段、涙なんてこぼれないのに、何かが開放されたみたいにこぼれ落ちてくる。

何百人を前にしても緊張なんてしないのに、ただその人が隣にいるだけで胸が熱くなる。
じぶんが「生きている」ことを思い知らされる。

相手の鼓動や呼吸と自分のそれが重なりあっていることに魂が震える。
隣にいる奇跡に、人生の意味を見出そうとする。

心が一カ所に定まらなくて宙に浮いている。

諦めかけてたすべてのことが、また光を帯びてこちらに向かってくる。

忙しくて、日々の意味を失いかけていた折に、全身から満たされるような気持ちになった。
それだけで本当に幸せなのかもしれない。

どうしようもなく抑え切れない胸の高鳴り、言葉にできない感情。
これが全てなんだと思う、これが本心なんだと思う。
よっしゃ、いったるで。

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