受験期、暗いトンネルのなかにいたとき、独り部屋のなか膝を抱えながら、ひたすら聴き狂っていた曲。だいすきな歌。
列車のなか、操縦席にはだれもいない
あたまの中には悪魔がいて、
ぼくを蝕んでいく
安らぎのための最後のチャンスは容易く手をすり抜ける
きみはぼくを寝かしつけるけど、ぼくが解放されることなんてない
言うよ、ずっと起きているって
底を泳ぐって
起きているよって
でも感じるんだ、ナルコレプシー*が滑り落ちてくるのを
新たな悪夢のなかへ誘われていく
ほらまた頭のなかの悪魔がはじめるよ
昨日をヘマの輪をぐるぐるに巻きつける
限界を超えるまで息を殺すんだ
目を閉じて、起きている自分を夢見る
起きていようともがく
起きていようともがく
起きていようともがく
でも感じるんだ、ナルコレプシーが滑り落ちてくるのを
悪夢のなかへ吸い込まれていく
いっきにロシア作家の作品集を読み通す
自分の心のうち以外をすべて書き殴る
ぼくが一番怖いのはいらいらするあの響きで
もう戻れないって気付いてる
手には酒に代わるものを
人でごった返した部屋ではそこら中で乾杯してる
ビールをおごるよ、飲み明かそう
だってそうしないと眠りに落ちていきそうだから
どうして孤独で溺れていくの
どうして孤独で溺れていくの
どうして孤独で溺れていくの
どうして孤独で溺れていくの
またナルコレプシーが滑り落ちてくる、吸い込まれていく
新たなる悪夢のなかへ
起きていて、起きていて、起きていて
*ナルコレプシーとは発生性睡眠のこと
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