朝目覚めると、東京では珍しいくらい激しい降雪が窓から見えました。
もう3月に入ろうというのに、お天道さまは何をお考えなのだか。
夜になれば、氷雪に変わるのかしら。
"18 'til i die"「死ぬまで18歳」でもそんなことは空想で非現実的だと自分自身で述懐しています。
「生きることのクオリティは、成績や数字や順位と
いった固定的なものにではなく、行為そのものの中に
流動的に内包されているのだ」
「一枚の葉にとらわれては木は見えん。一本の樹にとらわれては森は見えん。どこにも心を留めず、見るともなく全体を見る。それがどうやら『見る』ということだ」バガボンド全体を通して、一番大好きな言葉であり、一番の僕自身の教訓かと思います。
「この世に強い人なんておらん。強くあろうとする人、おるのはそれだけじゃ」
「自分探し?自分はそこにいるじゃないか」
「人って数字よりも、文字みたいだ。物語は数字では書けないからね」
「競争市場では、価格は限界費用まで落ちる」そして、「テクノロジー(除法処理能力、記憶容量、通信帯域幅)の限界費用は年々ゼロに近づいている」それに加えて、アイディアからつくられるデジタル商材の開発コストも過激なまでに下がっている。多くのアイディア商材の価格は引力の法則ならぬ、フリーの万有引力に引っ張られ、それについては抵抗するよりも、むしろ活かす方法を模索せよ、ということだ。ページ数も350p近くあり、一日ではなかなか読み終えられないのですが、読み応えはとてもあります。
アンダーソンは、フリーを説明するのに、行動経済学、心理学、マズローの欲求段階説、フリーの歴史から潤沢さまで、ありとあらゆる分野のアイディアを動員する。それに加えて、新しいフリーの経済圏をいちはやく体現しているモデルとして中国、ブラジルについて語り、あるいはSF小説もとりあげ、はてはフリーに対する反論にひとつずつ応えていくなど、本書はかなりのめまぐるしさだ。
「何をしてもいいのに、何もすることがない。だから、没頭したい、打ち込みたい...。でも、ほんとうに 大切なのは、自分らしく、自分だけの生き方のルールを見つけること」
「わたしたちはパンだけでなく、バラも求めよう。生きることはバラで飾られなければならない」こんな風に思えるのは、おそらくこの地球の上で人間だけでしょう。